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FT-1000MP MARK-V 修理 最終 (2021/12/18 10:57:10)
FT-1000MP MARK-V の修理の続きです。
TUNER-MAIN UNITを外して、不良部品確定の物はすべて交換しました。
しかし雷が通過したとなると、部品の絶対最大定格を超えたものは
見た目では何ともなくても、内部で破壊されている可能性があります。
データシートを片手に、壊れているであろう部品の選定に入ります。
コンデンサ、ダイオードなど、数点が候補に上がりました。
入手も難しくなく、単価も安い物なので怪しい部品はおしみなく交換しておきました。
それらの部品を測定して見ると、確かに内部破壊されているものもありました。
その反面、全く異常がなく、「すげー、耐えたんかい!」と言う部品もありました。
TUNER-MAIN UNITは直ったと思われますので、組み立てて次のユニットにかかりますが
本当に直っていると言う保証は無いので、前回の4本の線の半田付けはせずに元に戻します。
半田付けしてから不具合を発見すると、またあの作業を繰り返さないといけませんので......
次はいよいよRF UNITの割れたダイオードの交換です。
FT-1000MP MARK-V (その1)の画像を再度
このダイオードの交換はそんなに難しくないのですが、もう一つ測定して壊れていると
判断したダイオードは、リレーが邪魔をして交換できません。
以前違う機種で。ユーザーが何か部品を交換しようとしたらしく、その部品に集中して半田ごてを
当てたら、リレーのケースに半田ごてが接触してリレーのケースを溶かしてしまい、リレーの接点が解けた樹脂で
固定されてしまい、修理をあきらめてしまったらしい無線機を中古無線機屋さんで購入したことがあります。
たった一つの部品交換でも、細心に注意を払わないと、ジャンクになってしまいます。
他にも、リレーが外れないので、長時間半田ごてを当てたらしく、コイルの髪の毛より細い線を
溶かしてしまったと言う、笑えない無線機も購入したことがありました。
素早く外さないと、壊してしまいます。
まず、邪魔になるリレーを素早く外します。
半田ごてが入るようになったので。不良部品を交換して、リレーを戻します。
これで交換作業は終了で、直っているはずです。
なんていつも騙されるんですよね。あーーーやっちまった、あれも交換し解きゃよかったってね!
雷様の通過した無線機は、回路図でここと、こことなんて考えただけでは解決しませんので
電源を入れてみるしかありません。
組み立てて、パワーON。
煙が上がらないか、炸裂音はしないか、異臭はしないかなど神経を集中して最新の注意を払います。
当然右手は電源スイッチがすぐ切れるように、スイッチから手を放しません。
異常がなさそうなので、SGから信号を入れて感度の確認です。
問題ありません。1.8MHzから28MHzまでのアマチュアバンドの感度はすべてよし。
アンテナA,、アンテナBも確認します。ここも問題ありません。
一番最初に雷様が通過したとこなので、切り替えリレーの接点溶着を考えましたが
問題ありません。アイソレーションも問題ないようです。
感度極悪から復活です!
次に送信はどうか試験をします。
チューナーOFF よしっ!
これを確認しないと、TUNER-MAIN UNITの電線4本をまだ半田付けしていませんので。
ダミーロードを繋いで、パワーをじわっと上げて行きます。
200Wちゃんと出て問題ありません。
ここまで確認が出来ると、もう先程の4本を半田付けしても良いでしょう。
最後にチューナーをONにして、チューニング動作を確認して作業終了です。
出来たーーーーーー!
今回交換した部品の一部です。
大きさの比較に、右の棒状の物は0.5mmのシャープペンシルの芯です。
素人に出来る部品の限界ですね。最近の無線機はまず直せません。
無線機も他の家電のように壊れた基板ごと交換、修理受付終了後は壊れたら粗大ごみと言う道を
たどるのでしょうかね。それとも神業的交換ができる方が修理をしてくれるのかもしれません。
その頃には私はこの世にいないか......
今回の無線機は落雷品なので、メーカーさんは見てくれないと思いますが、メーカー以外の業者さんにお願いすると
時間単価xx円、半日xx円とか一日xx円で換算されると思います。
それを考えると、ざっくり4万円から8万位の作業ではないかと想像します。(勝手に想像!)
自分で交換したので、部品代は¥2,000程度でした!
フロントパネルを外したり、複数の基板を外したり、これらの地獄のような作業を
考えると、完璧に仕上げてくれる業者さんの値段は妥当かも知れませんね。
素人修理人は、壊れたら「部品取り」と腹をくくって作業しますので。HI
直ればラッキー、直らなければジャンク!
楽しく遊べました。棚の飾りがまた増えました......
TUNER-MAIN UNITを外して、不良部品確定の物はすべて交換しました。
しかし雷が通過したとなると、部品の絶対最大定格を超えたものは
見た目では何ともなくても、内部で破壊されている可能性があります。
データシートを片手に、壊れているであろう部品の選定に入ります。
コンデンサ、ダイオードなど、数点が候補に上がりました。
入手も難しくなく、単価も安い物なので怪しい部品はおしみなく交換しておきました。
それらの部品を測定して見ると、確かに内部破壊されているものもありました。
その反面、全く異常がなく、「すげー、耐えたんかい!」と言う部品もありました。
TUNER-MAIN UNITは直ったと思われますので、組み立てて次のユニットにかかりますが
本当に直っていると言う保証は無いので、前回の4本の線の半田付けはせずに元に戻します。
半田付けしてから不具合を発見すると、またあの作業を繰り返さないといけませんので......
次はいよいよRF UNITの割れたダイオードの交換です。
FT-1000MP MARK-V (その1)の画像を再度
このダイオードの交換はそんなに難しくないのですが、もう一つ測定して壊れていると
判断したダイオードは、リレーが邪魔をして交換できません。
以前違う機種で。ユーザーが何か部品を交換しようとしたらしく、その部品に集中して半田ごてを
当てたら、リレーのケースに半田ごてが接触してリレーのケースを溶かしてしまい、リレーの接点が解けた樹脂で
固定されてしまい、修理をあきらめてしまったらしい無線機を中古無線機屋さんで購入したことがあります。
たった一つの部品交換でも、細心に注意を払わないと、ジャンクになってしまいます。
他にも、リレーが外れないので、長時間半田ごてを当てたらしく、コイルの髪の毛より細い線を
溶かしてしまったと言う、笑えない無線機も購入したことがありました。
素早く外さないと、壊してしまいます。
まず、邪魔になるリレーを素早く外します。
半田ごてが入るようになったので。不良部品を交換して、リレーを戻します。
これで交換作業は終了で、直っているはずです。
なんていつも騙されるんですよね。あーーーやっちまった、あれも交換し解きゃよかったってね!
雷様の通過した無線機は、回路図でここと、こことなんて考えただけでは解決しませんので
電源を入れてみるしかありません。
組み立てて、パワーON。
煙が上がらないか、炸裂音はしないか、異臭はしないかなど神経を集中して最新の注意を払います。
当然右手は電源スイッチがすぐ切れるように、スイッチから手を放しません。
異常がなさそうなので、SGから信号を入れて感度の確認です。
問題ありません。1.8MHzから28MHzまでのアマチュアバンドの感度はすべてよし。
アンテナA,、アンテナBも確認します。ここも問題ありません。
一番最初に雷様が通過したとこなので、切り替えリレーの接点溶着を考えましたが
問題ありません。アイソレーションも問題ないようです。
感度極悪から復活です!
次に送信はどうか試験をします。
チューナーOFF よしっ!
これを確認しないと、TUNER-MAIN UNITの電線4本をまだ半田付けしていませんので。
ダミーロードを繋いで、パワーをじわっと上げて行きます。
200Wちゃんと出て問題ありません。
ここまで確認が出来ると、もう先程の4本を半田付けしても良いでしょう。
最後にチューナーをONにして、チューニング動作を確認して作業終了です。
出来たーーーーーー!
今回交換した部品の一部です。
大きさの比較に、右の棒状の物は0.5mmのシャープペンシルの芯です。
素人に出来る部品の限界ですね。最近の無線機はまず直せません。
無線機も他の家電のように壊れた基板ごと交換、修理受付終了後は壊れたら粗大ごみと言う道を
たどるのでしょうかね。それとも神業的交換ができる方が修理をしてくれるのかもしれません。
その頃には私はこの世にいないか......
今回の無線機は落雷品なので、メーカーさんは見てくれないと思いますが、メーカー以外の業者さんにお願いすると
時間単価xx円、半日xx円とか一日xx円で換算されると思います。
それを考えると、ざっくり4万円から8万位の作業ではないかと想像します。(勝手に想像!)
自分で交換したので、部品代は¥2,000程度でした!
フロントパネルを外したり、複数の基板を外したり、これらの地獄のような作業を
考えると、完璧に仕上げてくれる業者さんの値段は妥当かも知れませんね。
素人修理人は、壊れたら「部品取り」と腹をくくって作業しますので。HI
直ればラッキー、直らなければジャンク!
楽しく遊べました。棚の飾りがまた増えました......
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