無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
<わずかに増加! 総務省の最新データベース>無線局等情報検索(12月20日時点)、アマチュア局は1週間で31局(約4局/日)増えて「380,624局」 (2021/12/20 12:05:15)
日本国内の各アマチュア局について、許可されている電波の型式、周波数、空中線電力といった免許情報について、コールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索」によると、2021年12月20日時点で、アマチュア局は「380,624局」の免許情報が登録されている。前回紹介した12月13日時点の登録数から1週間で31局ほど増加した。アマチュア局の減少傾向が続くなかで、1週間単位の増減としては久しぶりに増加が見られた。なお、データベース上ではパーソナル無線局が1局残っているが、無線局の免許有効期限が今年(2021年)の12月19日までなので、本日(12月20日)から「パーソナル無線」という無線システムは完全に消滅したと思われる。
総務省が提供する「無線局等情報検索」では、アマチュア局以外に、パーソナル無線、簡易無線、放送局など、さまざまな無線局の免許データが検索できる。2019年1月7日から同サービスのWebデザインを含めて仕様変更が行われ、ほぼリアルタイムで無線局データが確認できるようになった。
その後、2020年3月16日夜の更新を最後に4月15日まで、1か月間にわたるメンテナンス作業が行われた。電波法施行規則の一部改正に合わせて“免許状記載事項等が不公表となっている公共業務用無線局等(警察、消防ほか)”の一部データを反映するための改修だったようだ( 2020年4月15日記事 )。
今回、2021年12月20日時点で、同じコールサインでも「移動しない局」「移動する局」など、それぞれ無線局免許が分かれている場合を含め、アマチュア局として「380,624局」の免許状情報が登録されていた。前回、12月13日時点のアマチュア局の登録数は「380,593局」だったので、1週間で登録数が31局ほど増加した。
また、有効期限が残っている一部の局を除き2015年(平成27年)11月30日をもって使用期限を迎えた1982(昭和57)年12月にスタートした「パーソナル無線」。2021年12月20日時点のデータベースによると、パーソナル無線局として、その一部の局となる最後の「1局」の免許情報が登録されているが、無線局の免許有効期限が今年(2021年)の12月19日までなので、本日(12月20日)からパーソナル無線は完全に消滅したと思われる。
↓この記事もチェック!
<官報号外で公布、4月15日から施行>電波法施行規則を一部改正、公共業務用無線局等(警察や消防などの一部)の“公表制度の見直し”を反映
<hamlife.jpスタッフの雑記>「令和」の無線局免許状を総合通信局で受け取ってきた
<免許状の有効期限まで継続運用可能>900MHz帯の「パーソナル無線」は、平成27年11月30日以降も使用できる!!
●関連リンク:
・総務省電波利用ホームページ 無線局等情報検索
・総務省
許認可等の有効期間の延長等が認められる場合があります
・総務省 特定非常災害特別措置法の概要(PDF形式)
・アマチュア局40万局割れ(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・無線局等情報検索の更新タイミング(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・残数1:パーソナル無線(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)