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ローテーターパーツの電気メッキ−その2 (2021/12/26 18:08:59)
電気銅メッキを3回やってみました、どうもかえって前の銅メッキの状態より悪くなってしまいました。表面の沈殿物が多く、洗浄しても銅メッキのムラが残っている状態です。何か電解液の色も最初の時の黄緑色ではなくなってきています。本来のメッキ液中の化学反応が上手くいってないのかもしれません。
ステンレスワイヤーが溶けたり、沈殿物もあったりの電解液となっているので、新たにメッキ液を準備することにしました。結果4回目の新しい電解液での電気銅メッキを行う事になりました。ついでに金具を浸すステンレス線も新しく作り直しし、同じ容器で取り付け状態を前もって確認しました。同材料を浸す為のステンレス線も位置関係を確認しこれも作り直ししてます。
電解液も新しくして、またメッキする銅材料の銅線もピカールで銅ピカにしてからの挑戦となります。
30cmの長さを巻いて作った銅材料線が輝いています。切り出した時の銅線は
表面が全体的に酸化している状態でした。(今までは、そのまま使用していました。)
また、電気銅メッキを開始する前に、特別にメッキする金具を電解液に単独で浸しておきました。金具の表面が化学反応しやすくなるとメッキのプロの動画にありましたので、ここは真似をしています。化学反応ですから、良いことは真似るに限ります。金具を電解液から取り出し、水洗いの後、早速4回目の電気銅メッキ開始です。
電気銅メッキ開始した所、前とは異なる電流値でした。前の倍近い電流です。材料も磨いて銅ピカにしたせいかもしれません。電流の大きさでの出来栄えは、まだ電流が多く流れる状態だから、上手く銅メッキされるとは、必ずしも言えません。メッキする時間も3時間かけました。というか、別の場所でパソコンで画像の確認をしてて2時間で終わらそうと思っていたのですが、夢中になって+1時間延びてしまったのが、本当のところです。
早速、電源をはずし、電気メッキ液から金具を取り出して、水洗いと表面研磨を行いました。研磨はクリームクレンザと歯ブラシで行いました。磨いている時はクレンザークリームで白く、表面の状態が良くわからかったのですが、水洗いすると、見事に電気銅メッキされているのが見えました。銅色でしかも輝いています。今回は、なんだかんだありましたが、見事に銅メッキすることができました。
なお、クレンザーで磨く事は、中和処理もしていることになるようです。使用上の注意に弱アルカリ性とあります。研磨してて、アルカリ性のヌルヌル感が確かにあります。クレンザーを研磨で使う事は酸をアルカリで中和する点で、ある意味正解のようです。
早速水洗い後に、通常の重曹での中和処理を行いました。
ほぼ問題ない状態で電気銅メッキできています。
中和処理後、十分に水洗いで重曹成分を流して綺麗にします。
水分を拭き取り後、写真をパチリ!
斜め正面
左拡大(一部メッキされてない箇所も少し見えます)
右拡大 まあまあでしょうか?
真上より
横にして上から
裏返して、エッジも綺麗にメッキされてます。
裏返しにして正面より
以上で、素人がやった電気銅メッキでは、これで十分目的達成しています。
電気亜鉛メッキの前に電気銅メッキを最初に行うのは、単に直接電気亜鉛メッキを鉄の金属にするより、銅メッキをすることで表面の電気導電率が良くなり電気メッキには好都合という事です。電気亜鉛メッキの下処理には銅メッキ処理が良いという事のようです。電気亜鉛メッキ前に行う理由がここにある様です。
マスト押さえ金具の下地処理の銅メッキは、完了とします。未だ他に、ボルトもあります。下地処理のできたマスト押さえ金具の電気亜鉛メッキにとりかかるか?上手くできた電気銅メッキをボルトにもやってみるか?どうしようかといったところです。
つづく?
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