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feed ICB-880T 受信感度が悪い (2022/1/8 19:48:49)
ICB-880T 受信感度が悪いとのことでお預かりしました。


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アンテナのぐらつきがあります。


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ゆるくなっていたネジを増し締めしました。


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外部端子のゴムキャップ。

ゴムの破片が穴の中に残っていたので取り除きました。

IMGP3144


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ゴムキャップは自作してあり良く出来ています。


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分解です。


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内部を取り外しました。


IMGP3146

電源端子が不安定で、少し動かすだけで電源が切れます。


IMGP3148

電源端子にハンダクラックがありました。


IMGP3149

ハンダ強化しました。

周辺のイヤホン、マイク端子についても強化しました。

IMGP3150

基板を点検。

ハンダ不良のあやしい場所は強化しました。

PLL部のシールド板取り外し。

IMGP3151

PLL部のシールド板取り外し。


IMGP3153

基準発振の調整。


IMGP3155

発振出力が最大になるように調整します。


IMGP3161

PLLの電圧を3Vに調整。


IMGP3152

PLLの出力を最大に調整。


IMGP3154

中間周波数の調整。


IMGP3158

456khzを入力して、


IMGP3159

出力を最大に調整。


IMGP3160

ダブラーの調整。

出力を最大に

IMGP3162

各部が正常に発振したところで、受信感度低下の原因を調べます。

初段のFET(Q1)が不良であることがわかりました。

1

FET(Q1) 2SK107 不良です。

取り外して測定中

IMGP3170

テスターで測定したところFETとしては機能していませんでした。


IMGP3171

2SK107 新品を注文して取り寄せました。


IMGP3167

FETを測定したら、こうでなくてはいけません。


IMGP3172

受信系統の電解コンデンサーを交換しました。

受信感度を調整。

IMGP3173

AF出力が最大になるように調整します。


IMGP3177

受信感度測定。

感度が復活しました。

ー112,5dBm 

IMGP3176

受信感度が復活したところ、Sメーターの振れがおかしいです。

S9を指示したままで、抵抗を交換しても復活しません。


2

Sメーターが物理的にNGでした。

電源ONにてS9で停止、左方向には振れない状態であることがわかりました。

IMGP3163

部品が磁化されているようです。

消磁器にかけました。 マグネタイザー

IMGP3165

これでOK、左まで振れるようになりました。


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ー73dbm入力にてS9指示が業界標準です。


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Sメーター9付近を指示するようになりました。


IMGP3175

スキャンストップのスレッショルドレベルを調整。


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交換部品。


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周波数。

27,144Mhz

IMGP3189

スプリアス良好。


IMGP3185

送信出力調整。

ロッドアンテナを伸ばした状態にて、

IMGP3183

電界強度計の指示が最大になるように調整。


IMGP3184

出力 0,5W


IMGP3180

SONYのCB無線機は音質が良いですね。


IMGP3188


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