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link JHGのブログ JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)

feed RJ-450Z 送信・受信できない (2022/1/22 18:02:12)
RJ-450Z 送信・受信できないとのことでお預かりしました。


IMGP4293

受信は全く出来ない状態で、送信については変調がかかりません。

音声、PTTマイクとも外部マイク・外部スピーカー仕様であり、不具合があることが分かりました。

MIC・SPジャックのパターン図ですが、このとおりではありません。
プラスマイナスの配線は2つのジャックにまたがり、センターと外側もまた別々になっているという複雑な仕様です。 いわゆるタスキ掛け。

一般のプラグでは信号を取り出すことはできません。

Screenshot from 2022-01-22 16-44-43

マイクコードの根本を動かすと音が出たり出なかったりします。

断線があるかも知れません、コードの被覆を剥がして点検です。

IMGP4294

ストップ金具があった場所のコードが変色しています。

金具がキツく締めてあったため、ストレスがかかった部分に不具合が出ていました。

断線しているわけではありません。

IMGP4295

ストレスを開放して再構築しました。

反応するようになりましたが、原因はまだ先にあります。

IMGP4296

基板を取り外しました。


IMGP4297

オーディオアンプIC upc575c2

送信ではMICアンプとして、受信ではスピーカーを駆動しています。

Screenshot from 2022-01-22 16-32-45

ICが不良です。


IMGP4298

ICを交換しました。

変調、音声ともOKです。

手持ちの在庫もあと僅かとなりました。

IMGP4299

受信感度不良の原因です。

RF AMP Q1 2SC2295 が不良でした。

Screenshot from 2022-01-22 16-32-07

手持ちのあった 2SC3356 に交換しました。

1Ghz OKの石です。

受信感度が復活しました。

IMGP4305

電解コンデンサーをオール交換しました。


IMGP4309


IMGP4303

ダイオード等、交換したパーツです。


IMGP4313

変調に関係するカスタマイズです。

電解コンデンサーをオーディオでは定評のあるメタライズフィルムコンデンサーに交換しました。

Screenshot from 2022-01-22 16-33-20

IMGP4301

C46、C48 交換です。

AMらしい暖色のある、且つ、しっかりとした変調です。

IMGP4302

調整。

37Mhz 発振を最大に、

IMGP4306

10,695MHz 発振調整


IMGP4308

8ch 27,144MHz


IMGP4312

送信調整。

マニュアルではアンテナダミーを使うように指示されています。

IMGP4326

ローディングコイルを最大になるように調整します。


IMGP4324

スプリアスの状態です。


IMGP4325

出力。

0,4W (無変調)

IMGP4323

受信感度を最大に調整。


IMGP4317

受信感度。

ー108dBm

IMGP4318

コンパクトな無線機です。


IMGP4315


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