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<1987年公開、アマチュア無線ブームの火付け役となった>映画「私をスキーに連れてって」、初のBlu-ray化で2022年2月16日に発売開始 (2022/1/31 12:25:06)
スキー場を舞台に若者の恋をさわやかに描いた、1987(昭和62)年公開の日本映画「私をスキーに連れてって」が、初のBlu-ray(ブルーレイディスク)となって2022年2月16日にポニーキャニオンから発売される。作品中ではアマチュア無線機が主人公たちの連絡ツールとして大活躍する。当時、この映画に触発されアマチュア無線の資格を取得した若者も多く、1980年代終盤の“アマチュア無線ブームの火付け役”と言われている。
ホイチョイ・プロダクション原作、馬場康夫監督の映画「私をスキーに連れてって」は、主人公のスキーが大好きなサラリーマンに三上博史、スキー場で出会ったヒロインに原田知世、そのほか原田貴和子、高橋ひとみ、布施博、沖田浩之、竹中直人、田中邦衛らが出演する1987年11月公開の作品だ。
映画には、当時の若者の間で流行していたツールが多数登場する。その一つがアマチュア無線機だ。主人公らは144MHz帯のハンディ機(IC-μ2)などを持ち歩き、車やゲレンデの連絡用としてスマートに活用する。携帯電話や自動車電話がまだ一般的でなかった時代(自動車電話の全国サービスは1984年から開始)、アマチュア無線のハンディ機は最先端の連絡ツールという位置づけだったのだろう。
映画の中で、主人公役の三上博史は「JM1OTQ」、仲間の布施博は「JH1TUR」、沖田浩之は「JO1MHN」というコールサインを使用しているが、これらは映画のエンドロールに出る原作者、ホイチョイ・プロダクションのメンバーのコールサインだという。また実生活でもJI1TQEのコールサインでアマチュア無線を楽しんでいた沖田浩之は、この映画の撮影時に出演者たちに無線機での交信法をレクチャーしたと伝えられている。
同映画はクリスマスやバレンタインデーが近づくとテレビで放映されることが多い(2022年は1月24日にNHK BSプレミアムで放映済み)。またDVDは2003年に発売されたが、ポニーキャニオンによると「まもなく発売から20年が経とうとしている今もなお、毎年冬になるとスマッシュヒットを続けており、出荷実績は現在累計で6万枚超を記録している」という。
そんな“私スキ”が、公開35年目に初のBlu-ray化を果たした。この機会に購入を検討してはいかがだろうか。鮮明になった画像でぜひとも確認していただきたいのは、hamlife.jpが2017年に発見した貴重なシーン(hi)だ(下記記事参照)。
映画「私をスキーに連れてって」、主人公たちの“連絡周波数”が判明!?
https://www.hamlife.jp/2017/01/02/2017nysp/3/
Blu-ray版「私をスキーに連れてって」の予約・購入は下記のAmazonリンクが便利だ。なおAmazonではオリジナル特典の「L判ビジュアルシート」が付いた限定版と、特典なし通常版の2種類が用意されている。
こちらの記事も参考に(2014年4月19日掲載)
<コールブックの住所に出したSASEに返信が!!>1980年代のアイドル的な存在、沖田浩之さん「JI1TQE」の直筆サイン入りQSLカード
●関連リンク:
・公開35年の節目の年に待望のBlu-ray化!不朽の名作『私をスキーに連れてって』Blu-rayが2022年2月16日に発売決定!(ポニーキャニオン公式ニュース)
・原田知世さんの吹き替えスキーヤーや「バーン」の後ろ姿の人も登場した「私をスキーに連れてって」30周年プロジェクト発足イベント(トラベルWatch
2017年12月30日掲載)
・JM1OTQ (JJ1WTL 本林氏のブログ CIC)