無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
SparkSDRの不思議なドリフト (2022/2/1 14:43:22)
ドップラーの観察に使う受信機ですが、
最近のSDR受信機は、複数周波数の受信が売り物の一つです。
WSPRやFST4Wの受信では、Hermes Lite-2やRed PitayaとSparkSDRの組み合わせを便利に使ってきました。
ところが、SparkSDRには妙な癖が有ったこと思い出しました。
昨年11月、136kHzの信号をWSJT-Xのウォーターフォールで見たときのものですが、
デバイスはどちらもHL-2
左側のSparkSDRは、軌跡が一斉にヒョコッと下に動いています。
左下は、SparkSDRの信号をSpectrum Labで拡大したものです。
右側のPowerSDRは、まったく動いていません。
CPUの負荷が影響しているのでは?と思い、モニターしてみましたが、相関は見られませんでした。
いずれにしても、解読には影響が無いようだったので、そのままにして仕舞いました。
ー・・・ー
今回のドップラーグラムは、小さな周波数の変化を見るものなので、これではお話しになりません。
HL-2とSparkSDRを使って、日光から送信されているNDB信号を、2つのサブ受信機で受信してみました。
1番目のサブ(?)受信機は、上の写真と同じような動きです。
2番目のサブ受信機は、動きと回数が目立って増加しました。
これでは、使い物になりません。
デバイスをRed Pitayaに代えても、ほぼ同じ現象が再現されました。
説明が難しいのですが、現象を整理してフォーラムで尋ねてみたいと思います。
ー・・・ー
また、他のソフトはどうかなと思って、ひと頻り試してみたところ、
SDRunoが同じような持病を持っているようです。