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ICB-870T オーバーホール (2022/2/3 8:53:04)
ICB-870T オーバーホールのためお預かりしました。
側面の技適マークのため、本機は後期型です。
電解コンデンサーの液漏れが始まっています。
ロッドアンテナにガタツキがあり増し締めしました。
アンテナ接続のネジが緩んでいました。
このネジが緩んでいることが多いです。
受信感度が低下しているとのことで、抵抗のハンダ不良がありましたので再ハンダしました。
基板を取り外します。
チャンネルスイッチの接触不良があるため取り外しました。
5chは発振していません。
カシメてある部分を飛ばしてしまいます。
分解しました。
接点の摩耗はまだOKです。
接点洗浄剤です。
こういうケミカル用品でないと接点の酸化膜は落ちません。
酸化膜を取り除きました。
CB無線機はチャンネルを頻繁に切替えるため、グリスアップをします。
飛ばしてしまった頭は再生出来ないので、この部分は折ってしまいます。
センターポンチでドリルの中心穴を開けます。
ドリルで穴を開けて、
長ネジを貫通させて組み立てます。
次回からはハンダを外す必要はなく、ネジを外せば何回でも分解することができます。
5chの発振がありません。
水晶発振子の片方の足が折損していました。
足をほじくり出してリード線をハンダ付けしました。
5chが復活しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ドライアップ状態です。
スタンバイスイッチが効きません。
低周波発振・発振制御トランジスター及び、L20・C36・C37・C38を交換します。
スタンバイスイッチが効かない原因は、コイルのL20が断線していました。
コイルの導通が無く、断線していますね。
分解して、断線箇所までのリード線をほどいてハンダ付けしました。
修復したコイルを測定します。
L20の測定結果、39mHでOKです。
低周波発振・発振制御のトランジスターを交換しました。
Q17・Q9 を2SC1815に交換
C36・C37・C38をポリエステル・フィルムコンデンサーに交換しました。
ポリプロピレン・フィルムに比べて音質は暖か目になります。
低周波発振回路なので、オーディオ用に使われるポリエステル・フイルムコンデンサーにしてみました。
定数を変更し0,033uFを使いました。
0,022 0,047は見かけるけれど、0,033はなかなか入手困難なものです。
微妙な静電容量と誘導体にて、かん高くてけたたましく鳴る「スタンバイ警報!」が、緩やかで静かで上品に鳴るようになりました。
少しだけカスタマイズ。
スタンバイスイッチ復活です。
オーナー様より要望があった、変調の音質が向上するカスタマイズ。
マイク音声の通り道について対策しました。
C40交換。
オーディオ用、無極性コンデンサー MUSE
C44交換。
ポリエステル・フィルムコンデンサー
エッジの効いた奥行き、且つ、AMらしい暖色のある変調になりました。
SメーターのLED照明を追加しました。
照明の点灯を確認しました。
中間周波数の発振を最大に調整。
受信感度が最大になるように調整しました。
Sメーター感度。
ー73dbm のとき、
Sメーター 9を確認しました。
受信感度 27,144Mhz
ー113dBm
送信の調整。
周波数調整。
スプリアス良好。
ロッドアンテナを伸ばした状態にて、
出力が最大になるようにアンテナローディングコイルを調整しました。
出力 0,5W
フルメンテナンス完了しました。
側面の技適マークのため、本機は後期型です。
電解コンデンサーの液漏れが始まっています。
ロッドアンテナにガタツキがあり増し締めしました。
アンテナ接続のネジが緩んでいました。
このネジが緩んでいることが多いです。
受信感度が低下しているとのことで、抵抗のハンダ不良がありましたので再ハンダしました。
基板を取り外します。
チャンネルスイッチの接触不良があるため取り外しました。
5chは発振していません。
カシメてある部分を飛ばしてしまいます。
分解しました。
接点の摩耗はまだOKです。
接点洗浄剤です。
こういうケミカル用品でないと接点の酸化膜は落ちません。
酸化膜を取り除きました。
CB無線機はチャンネルを頻繁に切替えるため、グリスアップをします。
飛ばしてしまった頭は再生出来ないので、この部分は折ってしまいます。
センターポンチでドリルの中心穴を開けます。
ドリルで穴を開けて、
長ネジを貫通させて組み立てます。
次回からはハンダを外す必要はなく、ネジを外せば何回でも分解することができます。
5chの発振がありません。
水晶発振子の片方の足が折損していました。
足をほじくり出してリード線をハンダ付けしました。
5chが復活しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ドライアップ状態です。
スタンバイスイッチが効きません。
低周波発振・発振制御トランジスター及び、L20・C36・C37・C38を交換します。
スタンバイスイッチが効かない原因は、コイルのL20が断線していました。
コイルの導通が無く、断線していますね。
分解して、断線箇所までのリード線をほどいてハンダ付けしました。
修復したコイルを測定します。
L20の測定結果、39mHでOKです。
低周波発振・発振制御のトランジスターを交換しました。
Q17・Q9 を2SC1815に交換
C36・C37・C38をポリエステル・フィルムコンデンサーに交換しました。
ポリプロピレン・フィルムに比べて音質は暖か目になります。
低周波発振回路なので、オーディオ用に使われるポリエステル・フイルムコンデンサーにしてみました。
定数を変更し0,033uFを使いました。
0,022 0,047は見かけるけれど、0,033はなかなか入手困難なものです。
微妙な静電容量と誘導体にて、かん高くてけたたましく鳴る「スタンバイ警報!」が、緩やかで静かで上品に鳴るようになりました。
少しだけカスタマイズ。
スタンバイスイッチ復活です。
オーナー様より要望があった、変調の音質が向上するカスタマイズ。
マイク音声の通り道について対策しました。
C40交換。
オーディオ用、無極性コンデンサー MUSE
C44交換。
ポリエステル・フィルムコンデンサー
エッジの効いた奥行き、且つ、AMらしい暖色のある変調になりました。
SメーターのLED照明を追加しました。
照明の点灯を確認しました。
中間周波数の発振を最大に調整。
受信感度が最大になるように調整しました。
Sメーター感度。
ー73dbm のとき、
Sメーター 9を確認しました。
受信感度 27,144Mhz
ー113dBm
送信の調整。
周波数調整。
スプリアス良好。
ロッドアンテナを伸ばした状態にて、
出力が最大になるようにアンテナローディングコイルを調整しました。
出力 0,5W
フルメンテナンス完了しました。
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