無線ブログ集
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FT-980 修理 (2022/2/12 11:39:29)
FT-980 の修理です。
毎週BLOGを更新しようと思うには思うのですが、訳の分からない現象ばかりで
修理に熱中して、BLOGの更新は後回しになってしまいます....
部品入手の都合で、あれをやりながら、これをやりながら、それもやりながらと
頭の中は大パニックです。
既に、この無線機はオーナーさんの元に返却して、昔のアナログRIGを楽しんでおられます。
返却前にBLOGを更新しようと思ったのですが、自分の無線機を棚から出して来たら
動作品で保管していたのが、いつの間にか動作しなくなっていたので、それを
修理していたら、BLOGの更新は後回しに。
さて、本題です。
ご依頼内容は、
・感度が悪い
・Sメーターの振れが悪い
との事で、受信部のFETかトランジスタでも飛んだか?と軽い気持ちで作業を開始しましたが
予想が外れて、大捜索になってしまいました。
各部、出力レベルから探ってゆきます。
AC100Vがむき出しですので、触らないようにテーブで隠して作業をします。
思うように部品面で測定できない時は、こんな危険な格好で測定
毎度のことですが、この年代の無線機の基板は「試作品か?」と思ってしまいます。
売れ売れ!作れ作れ!いくらでも売れる、考えてる暇はない、こことここに
部品が無いぞ、しまったパターン変更する暇がないぞ、裏部品追加しといてって
感じでしょうね。
やっと動作がおかしい部分を発見!
ここの電圧は、これ位のはずと回路図から予想を立てながら確認。
しかし、そのおかしくなった部分の電圧には普通ではならないはず。
じゃあ、トランジスタか?、ダイオードか? 半田クラックか? あらゆる不具合を想定します。
色々測定したり、交換したりしましたが状況は変わらず。
結局、部品が悪い訳でもなく、調整ずれでもなくでもこの回路で動いていたんですよね。
どこかに修理に出されたのか、その怪しい回路は他の方も怪しいと思われたようで
部品のリードをカットして再度半田付けして接続されていました。
動作していた無線機を壊れて何も手を付けずにすぐにお送り頂ければ
勝負が早いのですが、あちこち触られたとか、10年以上放置していたとかとなると
色々考えなければなりませんし、複数故障を疑わなければならないので、かなり難しくなります。
今回のFT-980も20年ほど放置されていたようです。
最終的に、電圧が上がらないので感度が悪いのではなく、電圧が上がり過ぎているので感度が悪いと
言う事でした。じゃあ、調整して電圧が出ないようにすれば?と考えてしまいますが、電圧が出ないように
調整すると、目的の信号も無くなってしまいます。
感度を良くして、電圧が上がらないようにする?そんな事は出来ませんので
部品定数の変更で、必要な電圧が得られるようにしました。
従来、この回路でちゃんと動作していたようですが、約20年放置されていたようなので
完全にオリジナルの回路定数のままで感度を元に戻すことは不可能と考え、このような処置としました。
ボリュームで調整できるようにしてあれば大して悩む回路でもなかったのですが....
送信部には影響を与えない回路ですし、違和感なく信号が聞こえておりますので、良しとしましょう。
他にもAM,FM,SSBでAFで出力レベルが違うと言うのがありましたが、ここも調整ボリューム等は無く
改造しか方法はありませんので、そのままとしました。
お金と時間をかければ、良くはなりますが、古い無線機ですのである程度の妥協は必要です。
先程も書きましたが、
「おかしくなったらすぐ修理に出す」が基本ですね。
プロの修理屋さんに頼むと、時間単価で計算されますので、こう言う壊れ方だと
結構な金額になると思います。その前に改造の対応をしてくれるかですが....
すぐに修理に出せば、すんなり修理できるので安く仕上がるはずです!
さて、部品が届いたので、自分の無線機と格闘しますか。
これまた難しい修理なんです!!!
毎週BLOGを更新しようと思うには思うのですが、訳の分からない現象ばかりで
修理に熱中して、BLOGの更新は後回しになってしまいます....
部品入手の都合で、あれをやりながら、これをやりながら、それもやりながらと
頭の中は大パニックです。
既に、この無線機はオーナーさんの元に返却して、昔のアナログRIGを楽しんでおられます。
返却前にBLOGを更新しようと思ったのですが、自分の無線機を棚から出して来たら
動作品で保管していたのが、いつの間にか動作しなくなっていたので、それを
修理していたら、BLOGの更新は後回しに。
さて、本題です。
ご依頼内容は、
・感度が悪い
・Sメーターの振れが悪い
との事で、受信部のFETかトランジスタでも飛んだか?と軽い気持ちで作業を開始しましたが
予想が外れて、大捜索になってしまいました。
各部、出力レベルから探ってゆきます。
AC100Vがむき出しですので、触らないようにテーブで隠して作業をします。
思うように部品面で測定できない時は、こんな危険な格好で測定
毎度のことですが、この年代の無線機の基板は「試作品か?」と思ってしまいます。
売れ売れ!作れ作れ!いくらでも売れる、考えてる暇はない、こことここに
部品が無いぞ、しまったパターン変更する暇がないぞ、裏部品追加しといてって
感じでしょうね。
やっと動作がおかしい部分を発見!
ここの電圧は、これ位のはずと回路図から予想を立てながら確認。
しかし、そのおかしくなった部分の電圧には普通ではならないはず。
じゃあ、トランジスタか?、ダイオードか? 半田クラックか? あらゆる不具合を想定します。
色々測定したり、交換したりしましたが状況は変わらず。
結局、部品が悪い訳でもなく、調整ずれでもなくでもこの回路で動いていたんですよね。
どこかに修理に出されたのか、その怪しい回路は他の方も怪しいと思われたようで
部品のリードをカットして再度半田付けして接続されていました。
動作していた無線機を壊れて何も手を付けずにすぐにお送り頂ければ
勝負が早いのですが、あちこち触られたとか、10年以上放置していたとかとなると
色々考えなければなりませんし、複数故障を疑わなければならないので、かなり難しくなります。
今回のFT-980も20年ほど放置されていたようです。
最終的に、電圧が上がらないので感度が悪いのではなく、電圧が上がり過ぎているので感度が悪いと
言う事でした。じゃあ、調整して電圧が出ないようにすれば?と考えてしまいますが、電圧が出ないように
調整すると、目的の信号も無くなってしまいます。
感度を良くして、電圧が上がらないようにする?そんな事は出来ませんので
部品定数の変更で、必要な電圧が得られるようにしました。
従来、この回路でちゃんと動作していたようですが、約20年放置されていたようなので
完全にオリジナルの回路定数のままで感度を元に戻すことは不可能と考え、このような処置としました。
ボリュームで調整できるようにしてあれば大して悩む回路でもなかったのですが....
送信部には影響を与えない回路ですし、違和感なく信号が聞こえておりますので、良しとしましょう。
他にもAM,FM,SSBでAFで出力レベルが違うと言うのがありましたが、ここも調整ボリューム等は無く
改造しか方法はありませんので、そのままとしました。
お金と時間をかければ、良くはなりますが、古い無線機ですのである程度の妥協は必要です。
先程も書きましたが、
「おかしくなったらすぐ修理に出す」が基本ですね。
プロの修理屋さんに頼むと、時間単価で計算されますので、こう言う壊れ方だと
結構な金額になると思います。その前に改造の対応をしてくれるかですが....
すぐに修理に出せば、すんなり修理できるので安く仕上がるはずです!
さて、部品が届いたので、自分の無線機と格闘しますか。
これまた難しい修理なんです!!!
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