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<C4FMデジタル対応、2バンド切り替え式>八重洲無線、144/430MHz帯モービル機「FTM-200Dシリーズ」を新発売 (2022/2/16 0:01:15)
八重洲無線株式会社は2022年2月16日、高精細フルカラーTFTディスプレイを搭載し、高機能ながらシンプルで直感的なオペレーションが可能なC4FMデジタル/アナログFM対応の144/430MHz帯モービル機(2バンド切り替え式)「FTM-200Dシリーズ」を2月下旬から発売すると発表した。108MHzから999.995MHzまでを連続でカバーする広帯域受信機能を搭載している。メーカー希望小売価格(税込)は20WタイプのFTM-200DSが65,780円、50WタイプのFTM-200Dが71,280円。
八重洲無線は2020年2月に144/430MHz帯の2バンド同時受信が可能なC4FM/FMモービル機「FTM-300Dシリーズ」を発売し好評を得ているが、今回のFTM-200Dシリーズはその姉妹機にあたる。本体およびセパレート可能なコントローラのサイズはFTM-300Dシリーズと同じだが、さらなる操作性の向上を図っている。なお受信バンドは切り替え式(2波同時受信には非対応)となっている。
八重洲無線の発表から抜粋で紹介する。
八重洲無線株式会社は、高精細フルカラーTFTディスプレイを搭載し、高機能ながらシンプルで直感的な新感覚の操作性で快適なオペレーションを実現する C4FM/FM 144/430MHzデュアルバンドデジタルトランシーバー「FTM-200D」「FTM-200DS」の販売を開始いたします。
FTM-200Dシリーズは、108MHzから999.995MHzまでを連続でカバーする広帯域受信の回路構成、独自の放熱システムによる安定した送信高出力、3Wの高音質・大音量スピーカーを搭載するなど高い基本性能を備え高品位のアマチュア無線通信を楽しむことができます。
通信モードは、通信品質に優れたC4FMデジタルとアナログFMの両モードに対応し、相手からの受信信号に合わせて自局の通信モードを自動的に選択するAMS(Automatic Mode Select)機能によって、通信モードを意識せずに全てのメンバーとの間で快適な通信が可能です。
セパレート運用ができるコントロールパネルのディスプレイには高解像度フルカラーTFTディスプレイを採用し、操作バンドの周波数と通信モード表示をはじめ、チャンネルの受信状態を表示するモニターやバンドスコープ、位置情報を示すコンパス画面、各種設定画面などフルカラー表示により抜群の視認性を誇ります。
登録チャンネルの受信状態をバーグラフで表示するPMG-SR(シングルレシーバー用プライマリーメモリーグループ)モニター機能は、デュアルレシーブのFT5DのPMG機能をシングルレシーブ用に簡素化して採用しました。専用のPMGキーの長押しで、VFO、メモリーチャンネルに関係なく表示周波数を最大5チャンネルまでPMGグループに登録することができます。その後はPMGキーを押すだけで登録チャンネルを呼び出します。
PMGにはオートモードとマニュアルモードがあり、PMG画面でダイヤルを押して切り替えることができます。オートモードでは、信号のあるチャンネルで自動的に停止して信号を再生、信号がなくなると再び自動でサーチして信号のあるチャンネルに移動します。受信したチャンネルで運用する場合は、PTTキーを押すかダイヤルを押すとマニュアルモードに切り替わりチャンネルが固定され交信を行うことができます。
マニュアルモードでは、ダイヤルを回して希望するチャンネルに切り替え固定チャンネルで通信を行うことができます(受信音の再生中は、他のチャンネルのリアルタイムの受信状態は表示されません)。
PMGグループに登録したチャンネルの解除は、PMG画面で解除する周波数を表示させPMGキーを長押しすることで簡単に行うことができます。
よく使用する機能をひと目でチェックすることができ、簡単に設定変更が可能な CFL(カスタムファンクションリスト)画面を備えています。F/MENUキーを押すだけで優先機能の状態を一覧で表示し、ダイヤルつまみの操作で機能の実行や設定変更を容易に行うことができます。ファンクションリストに移動させたい機能は、F/MENUキーの長押しでセットアップメニューを表示させダイヤルで目的の機能を選択してF/MENUキーを長押しするだけでファンクションリストへの移動ができるのでカスタマイズも簡単に行うことができます(最大8つまで登録が可能)。
メモリーオートグルーピング(MAG:Memory Auto Grouping)機能は、メモリーしたチャンネルを自動でバンドごとにグループ化して呼び出すことができる機能で、メモリーチャンネル運用中にBANDキーを押すと順番(ALL→AIRバンド帯→144MHz/VHF帯→430MHz/UHF帯→その他(OTHER))にバンドが切り替わり、選択したバンドのメモリーチャンネルだけを呼び出すことができるのでダイヤルを回して素早くチューニングすることができます。
また、VFOのバンド選択において使用しないバンドをスキップできる VFOバンドスキップ機能を使えば、使用するバンドだけでスムーズに運用ができます。VFOでスキップしたバンドの周波数でもメモリーチャンネルに登録した周波数はメモリーモードで呼び出すことができるので、使い分けることでさらに快適な運用が可能になります。
バンドスコープ機能は、VFOモードだけでなくメモリーチャンネル運用時も登録チャンネルの受信状況を表示することができます。FTM-200Dは受信部が一つですので、バンドスコープが動作している時は特定のチャンネルの受信音は再生されません。受信音を再生する時は、希望するチャンネル(信号のあるバー)をダイヤルでセンターに合わせるとスコープ表示が一時停止して受信音を再生します。バンドスコープは、フロントパネルのDISPキーを押すことで簡単にON/OFFすることができます。VFOモードでは、表示周波数を中心に最大61チャンネル、メモリーチャンネル運用時には、最大21チャンネルの信号の状態をディスプレイに表示します。
世界で認められたインターネット遠距離通信「WIRES-X」への完全互換性と、「WIRES-X ポータブルデジタルノード機能」に対応することで、外出先でも機動性の高いWIRES-Xデジタルノード局の運用やPCを経由してダイレクトにインターネット通信を行うことができます。
この他にも FTM-200Dシリーズは、高精度GPSレシーバの搭載による相手局とのリアルタイムナビゲーションや GPSデータ通信APRSに対応、Bluetoothヘッドセットを使ったワイヤレス通信(オプションのBluetoothユニットBU-4の装着が必要)、録音機能、マイクロSDカードによるデータ保存など、さまざまな洗練された機能を満載しており、アマチュア無線初心者から上級者にいたるまで幅広く、快適で高品位のアマチュア無線通信を楽しむことができます。
弊社は今後とも、アマチュア無線機のマーケットの拡大に積極的に取り組んでまいりますので益々のご愛顧、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
<主な特徴>
・通信品質に優れたC4FMデジタルとアナログFM通信モードに対応
・AMS(Automatic Mode Select):通信モード自動選択機能によるFMフレンドリーデジタル
・高精細QVGAフルカラーTFTディスプレイ
・PMG-SR:シングルレシーバー用PMG(プライマリーメモリーグループ)モニター
・よく使う機能を簡単にチェック、カスタマイズが容易なCFL(カスタムファンクションリスト)画面
・メモリーチャンネルをバンドごとに自動でグルーピングするメモリーオートグルーピング(MAG)機能
・使用するバンドだけを表示するVFOバンドスキップ機能
・メモリーチャンネルの情報をワンタッチでVFOに移動するメモリーチャンネルVFO転送機能
・最大61チャンネルを表示するバンドスコープ機能
・16文字(全角8文字)漢字対応、タグ付きの大容量1104チャンネルメモリー搭載
・3W高音質・大音量スピーカーを搭載
・デジタルグループID(DG-ID)による簡単で快適なグループオペレーション
・安定した送信出力を保証するFACC(Funnel Air-Convection Conductor)冷却システム
・高精度GPSレシーバー内蔵、リアルタイムのGPSデータ通信APRS対応
・Bluetoothワイヤレス運用(オプションのBluetoothユニットBU-4、ヘッドセットSSM-BT10が必要)
・スナップショット機能(画像データ送受信)
・WIRES-Xポータブルデジタルノード機能対応
・画像や音声データの保存、メモリーバックアップが可能なmicroSDカードスロットを装備
・フロントパネルセパレート運用に対応
<標準付属品>
・DTMF付マイクロホンSSM-85D
・本体用ブラケット
・コントローラ用ブラケット
・コントロールケーブル
・コントロールケーブル(3m:セパレート用)USBケーブル
・DC電源ケーブル
・取扱説明書/保証書
<主な仕様>
・送信周波数範囲: 144~146MHz、430~440MHz(C4FM/FM)
・受信周波数範囲:
108~137MHz(AirBand)
137~174MHz(144MHz HAM/VHF Band)
174~400MHz
400~480MHz(430MHz HAM/UHF Band)
480~999.995MHz
・受信方式: ダブルコンバージョンスーパーヘテロダイン方式
・電波型式: F1D、F2D、F3E、F7W
・送信出力:
FTM-200D(50Wタイプ):50W/25W/5W
FTM-200DS(20Wタイプ):20W/10W/1W
・外形寸法(W×H×D):
本体 139×42×132mm(突起物およびファンを除く)
コントローラ 139×53×18mm(突起物を除く)
・重量: 約1.1kg(本体、コントローラ、コントロールケーブル含む)
<オプション>
★マイクロホン/外部スピーカー:
・MH-85A11U カメラ付きマイク 12,320円
・SSM-85D DTMF付マイクロホン(付属品と同等) 7,150円
・MH-42C6J マイクロホン 5,610円
・SSM-BT10 Bluetoothヘッドセット 3,960円
・MLS-100 大音量外部スピーカー 6,215円
★ユニット、ブラケット、各種ケーブル:
・BU-4 Bluetoothユニット 5,280円
・FVS-2 ボイスガイドユニット 3,355円
・MMB-98 角度可変型吸着式コントローラ用ブラケット 2,200円
・SCU-23 マイク延長ケーブル(3m/MH-85A11U用) 3,300円
・MEK-5 マイクエクステンションキット(3m/SSM-85D、MH-42C6J用) 1,320円
・SCU-47 コントロールケーブル(6m):コントローラ-無線機接続用 3,740円
・SCU-40 WIRES-Xコネクションケーブルキット 6,050円
・CT-166 クローンケーブル 4,400円
・CT-163 データケーブル(MDIN10ピン⇔MDIN6ピン+Dsub9ピン) 5,500円
・CT-164 データケーブル(MDIN10ピン⇔MDIN6ピン) 2,640円
・CT-167 データケーブル(MDIN10ピン⇔先バラ) 2,860円
こちらの記事も参考に!
(2020年2月26日掲載)
<C4FMデジタル対応、2波同時受信が可能>八重洲無線、144/430MHz帯モービル機「FTM-300Dシリーズ」を新発売
(2020年12月15日掲載)
<複数の無線ショップが公表>八重洲無線のモービル機「FTM-100D/DH」が生産終了に
●関連リンク: 八重洲無線株式会社(2月16日現在、FTM-200Dシリーズの情報は掲載されていない)