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feed IC-375 周波数が不安定 (2022/2/18 1:01:46)
IC-375 周波数が不安定とのことでお預かりしました。


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AM 1Khz 60%の変調波を入力し、周波数がどのくらいドリフトするかを調べます。

FMでは分かりずらいのですが、SSBでは受信音がどんどん変化してゆきます。

なるほど、不安定ですね。

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周波数のドリフトはPLLに問題がありそうです。

PLLを見てみると、ガムテープが貼ってある場所があります。

IMGP4570

ガムテープをめくってみると、

原発の水晶発振子が発泡スチロールで囲ってあります。

IMGP4571

自作の恒温槽です。

おそらくペルチェ素子だと思いますが、OCXO、温度補償恒温槽水晶発振子になっているわけです。

参りました!! 先輩OMの仕事はスバラシイです。

恒温槽付きの原発とは測定器なみですね。

IMGP4573

制御基板付きです。

温度が安定するまでは周波数が変化するわけですね。

システムはこのまま残しました。

IMGP4572

システムを止めたい場合は、電源ボタンに接続されている黄色のコードを切断して下さい。

制御基板の電源が断になり動作は停止します。

別電源にして、恒温槽をいつも維持できるようにするともっと良いです。

IMGP4579

バックライトをLED化しました。


IMGP4575


IMGP4576

LEDの点灯を確認しました。


IMGP4583

メモリーバックアップ電池の電圧。


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3Vです。


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OCXOの状態です。

PLLは奥にあり、組み立てた無線機からは直接原発信号は取り出せませんが、2nd Loの変化で確認して見てみました。

IMGP4585

温度が安定期に入るまでの時間は、30分以上後であればOKです。


IMGP4584

OCXOの変化を見てみます。

ここ ↓ で製作したGPSロックによる10MHz基準信号発生器です。

http://jr2jhg.livedoor.blog/archives/8229481.html

使っていますよ。

IMGP4594

周波数カウンターは常に較正されています。


IMGP4592

30分後くらいからは、周波数の変化は安定しています。


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スプリアス良好です。


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出力。

50W

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受信感度測定。

SSB ー126,0dBm

IMGP4586

FM

ー120,8dBm (SINAD)

SINAD感度は歪みを測定するぶんSSBよりもキビシイですからね。

IMGP4587

受信感度スペックシールを添付しました。


IMGP4599

OMさんから頂いた無線機だそうです。

周波数が変化して使いづらいとのことでしたが、良いギミックだと思ってお付き合いください。

安定期に入ってからはスバラシイOCXOです、どうかお待ちください(笑)。

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