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アイコムから1.8~50MHz対応のアンテナチューナーAH-730が発表 (2022/3/10 15:15:04)
アイコムから新型のアンテナチューナーが発表になりました。
最大の特長は、1.8MHz帯に対応したことです。
AH-730の発表に伴って、従来のラインナップだったAH-4は生産完了。
AH-4は流通在庫のみとなっているようです。
AH-730は1.8MHz帯対応に伴って、価格がAH-4よりも10.000円(税抜き価格)値上がりしていますが、1.8MHz帯は最近話題になっているバンドなので、価格に見合った性能が追加されていると考えられます。
価格:65.780円(税別 59.800円)
発売時期:2022年4月上旬
対応機種:IC-7610、IC-7300、IC-7100等
<おもな特長>
●1.8~50MHz帯のオールバンドに対応。
●約2~3 秒のハイスピードで自動チューニングが可能。
●整合状態を45 個まで記憶するメモリー機能を搭載。
●メモリー機能により、同一周波数で整合を取る場合は約1 秒の超高速チューニングが可能。
●チューニング時、アンテナから放射される電力を約0.3W に抑える不要電力低減機能を採用。
●屋外設置に対応した防水(防水保護等級IPX4※)機構を採用。
AH-4との違い
今まで長期間ラインナップされていたアンテナチューナー「AH-4」との違いを見てみましょう。
大きな違いは以下のポイントです。
●1.8MHz帯対応
AH-4では3.5~50MHzまで7m以上のワイヤーエレメントで対応していましたが、新型のAH-730では、7m以上ワイヤエレメントを使用して、更に1.8MHz帯にも対応したことです。
1.8MHz帯は4アマでも運用することができるようになり、注目されているバンドですし、SSBやCW以外にもFT8等のデジタル系でも運用者が増加しているバンドです。
これを機会に1.8MHz運用が増えることが予想されます。
●簡単接続
従来のAH-4では同軸ケーブルやコントロールケーブルを、アンテナチューナーに接続する場合には、アンテナチューナーのフタをあけて接続する必要がありました。
今回発表になったAH-730では同軸ケーブル、コントロールケーブルの接続は簡単、アンテナチューナーのフタをあける必要がありません。
AH-4よりも格段に、アンテナ設置時の取り扱いが簡単になっています。
設置工事時の不慮の転落事故などのリスクも軽減できそうです。
●最大定格入力電力150W
AH-4では120Wだった最大定格入力電力が、AH-730では150W増加しています。
最近ではFT8による連続送信モードの運用も人気があるため、最大定格入力電力が150Wまで増加したのは安心感が増したような気がします。