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feed ICB-880T 送信パワーが弱い (2022/3/20 1:50:51)
ICB-880T 送信パワーが弱いとのことでお預かりしました。


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アンテナのぐらつきを締めました。


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パワー低下の原因を探ります。

ハンダ不良、パターン点検、あやしい場所には再ハンダしました。

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ケースから取出します。


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チャンネルスイッチを点検。

新しいタイプのスイッチです。

異常なし。

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パワー低下の原因について。

送信のトランジスターに手を入れた跡があります。

取り外されたと思われますが、ハンダ付けが不完全です。

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2SC733 廃品種のトランジスターです。

マイグレーションが進んでおり、ピン足が真っ黒でした。

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半導体テスターで調べるとhfeが低下ぎみです。

交換しましょう。

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トランジスターを2SC1815GRに交換しました。

hfeは500ほど、27Mhzくらいなら周波数特性も悪くはありません。

ECBが逆で、シルク印刷とは反対に取り付けます。

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終段トランジスターにも外した跡がありました。

ハンダを吸収すると、何かを詰め込んでありました。

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2SC2314 

詰め込んであったのはピンの切れ端です。

切れ端は取りました。

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テスターで調べるとOKです。

再取り付けしました。

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電源スイッチの接触が悪く、時々音が小さくなります。

スイッチ取り外し。

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分解。

接点が酸化しています。

長く保管状態にあったものはスライド接点が停止したままで、時々動かさないと酸化膜におおわれてしまいます。

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アルコール洗浄しました。


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組み立て。


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電解コンデンサーをオール交換します。

PLL部シールド板取り外し。

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変調と受信音に関するカスタマイズ。

信号の通り道はオーディオ用部品に交換します。

音響用コンデンサー MUSE

メタライズドフィルムコンデンサー

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使うべき場所には使いました。

オーディオ用抵抗も使います。

IMGP5130

交換した部品の残骸です。


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VCO電圧の調整。

規定の3V

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PLL出力の調整。

最大に

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基準発振調整。

最大  8,192MHz

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受信感度を最大に調整。


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受信感度。

ー121,0dBm が聞こえます。

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Sメーター感度。

ー73,0dBmのとき、

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Sメーター9を指示。

標準値にてOKです。

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周波数。

27,144Mhz

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スプリアスの状況。


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ロッドアンテナを伸ばした状態にて、


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送信ローディングコイルを調整し、電界強度計の指示が最大になるようにします。


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出力 0,4W(無変調)

変調時0,5W強

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「ガンダム」カラーバージョンで人気の無線機です。

アンテナに、スイッチ断用の赤色部品があるはずですが無くなっています。

シーズン到来、お楽しみください。

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