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しぶんぎ座MS '22 (2022/1/8 1:22:43)
1月4日未明~午前中は しぶんぎ座流星群(Quadrantids)の活動ピークだった。
当方は しぶんぎ座の放射点が地平線上に昇ってくる 3日22時頃から 50/144MHzでQRV。
50.260MHzでは ほぼワッチに専念。144.440MHzでは CQ連発するも反応無し。
日が変わり 00時20分頃 144で CQ JR6QFV/P PM86 を受信。当方から10回程度呼んでみたが Rは返ってこず QSO不成立。
その後 50MHzで JM1OAX JG2TSL 2局とQSOでき、02時前に運用停止したが、 八王子流星速報 によると 03時頃が ピークだったようだ。
05時に起床し、144MHzで再度CQ連発するも やはり不発。
50MHzでは 06時前~07時にかけて JR8FQC JA8CAR JF7GDN の3局とQSO。GDN局は 直線距離 250kmくらいで、Esなら 超近距離Esといえるのだが 入感の仕方は まっとうな MSであった。
その後 シャック離脱したのだが、受信は続けており、お昼前に 144で CQ JR5JEU PM63 を受信できたものの これのみに終わった。
なお、50MHzでは 全QSOが 6エレスタックの逆相給電 *1 によるものである。同相給電スタックでも MSはそこそこできるのだが、逆相にした方が 広範囲な局とQSO成立する確率が上がる気がする。 *2
MS HRO用ビーコンである 福井県立大学(JH9YYA)の送信アンテナは 天頂向け 2エレクロス八木 *3
だが、実際の50MHzでのランダムQSOよりも 入感頻度が極めて高い。これは
天球の広い領域に電波を放射しているからなのでは?
と すれば、MSについては 3~5エレを使った方が
好結果を得られるのではないだろうか・・ *4
流星群の活動自体は 4日の夜には ZHR_rが急激に低下。50では数局受信できたものの 144では No Decode。 *5
経験的に、144MHzでは ZHR_rが 40以上、50MHzでは 20以上が QSO可能なレベルと考えている。
あと、Rigのノイズブランカ・・ FT8やJT65では NB-ONで問題ないといわれているが、MSK144は 20msとか 72msという極めて短い信号を扱うわけで、ノイズブランカにより 信号が切り取られてしまい デコード率が落ちる・・なんてことはあるのだろうか? ・・もちろん原理上はあり得ると考えられるが・・ ノイズとAGCの関係も気になる。
今回は 吹雪によるノイズが激しく、常時 NB-ONの状態でQRVしたが、次の機会には 少し試してみたい。
なお、今回は 極東ロシアや中国局のQRVは確認できなかった。そして、なんか寂しいな・・と思ったのは・・ JA9BOH 前川さんの不在であった・・・
Comments(5)
*1 メインローブは仰角29度、第二ローブは 15度、第三は45度。
*2 まだ『気がする』レベル。(^^;)
*3 ただし 地上高は 高い。
*4 当方も 以前の 5エレスタックの時の方が QSO率は高かったような・・ これも『気がする』レベル。(^^;)
*5 144のアンテナは 9mh.の5エレ。ブーム長 約1.8m。