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feed IC-705 & PC 用に ヘッドセットを改造してみた (2022/4/3 17:00:00)
DSC_0870-01.jpeg


入手したヘッドセット

捨てられていた、まだ使えそうな片耳ヘッドセットを拾ってくる。
STANDARD 製の本体が CHP820 、ヘッドバンドが CMB820 という型番。
Web でメーカーの製品ページや取扱説明書を見つける事が出来なかったが、
の販売ページによると、特定小電力トランシーバー用のヘッドセットみたい。
DSC_0863-01.jpeg

ケーブルの途中に "CALL" スイッチがあり。これは IC-705 等の無線機の PTT に使えそう。

マイクは接話型。
マイクの表側と裏側に穴が開いていて差動になっており、
同じ位の音圧・位相になる遠い音源の音は打消しあうけど、
口元の音は表側の音圧が強いので拾うという、パッシブ・ノイズキャンセリング。
単純なノイズキャンセリングだが、試しに裏側の穴を指で押さえてみたら結構効果が有るのが確認できた。

しかし、ケーブルの先の接続端子がこんな感じで、このままでは使えない。

そこで、このケーブル先端の端子を切り取り、DINプラグに交換して。
DINジャックの PC ヘッドセット用ケーブルと、IC-705 ヘッドセット用ケーブルの2種類の変換ケーブルを作る事にする。

改造

CHP820 のケーブル先端を切断し、配線を調べると。
  • 黒: スピーカ-, CALL SW
  • 白: スピーカ+
  • 青: CALL SW
  • 緑: MIC
  • 編線: MIC GND
と判明したので、以下のような変換ケーブルの回路を考える。(クリックで拡大)
  • スピーカ用プラグとマイク用プラグの PC 用
  • CTIA 4極プラグのスマホ等用
  • 2.5mm Phone のマイク用と 3.5mm Phone のスピーカ用プラグの、無線機用
の3種類の変換ケーブルを考えたが、実際に作成したのは PC 用と無線機用のみ。

また、無線機用で使う時に CALL SW の GND がスピーカ側だと、
マイク単体で PTT として動作しないので、MIC GND 側になるように CHP820 の CALL SW部もパターンカットして改造。

ステレオの PC スピーカ出力をモノラルにする抵抗や、無線機のマイク・PTTとして動作させる為のキャパシタや抵抗は、DIN ジャック内に収める事にする。

作った変換ケーブルがこれ。
上側が無線機用のマイク・PTT/スピーカ変換ケーブル。
下側が PC ヘッドセット用ケーブル。
PC ヘッドセット用ケーブルの、ステレオ・ミニ・フォーン・プラグケーブルは、
手持ちの、4極-スピーカ・マイク変換ケーブルから切り取って流用。

使用感

  • 片耳ヘッドセットなので、周囲音も聞こえながらクリアに PC や無線機の音が聴ける。
  • 想像していたより圧迫感が少なく、暑苦しくもない。
  • 接話マイクは単純な割に効果があり、周りの雑音がかなり軽減される。ただし、喋っている声の低音は減っているようだが、会話用途には好都合?
  • 最近増えている Zoom などの PC リモートミーティングに便利。
  • 無線機ヘッドセットとしても、かなり有用。受信時にスピーカから音を出さなくて済むので、周囲に迷惑にならないし。接話型マイクのおかげで、逆に送信時は周りの騒音が回り込みにくい。

CTIA 4極変換バージョンも考えたけど、スマホなら Bluetooth イヤホン使うから必要ないか。
4極-SP/MIC変換ケーブルも安く売っているから、それ使えばいいし。



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