無線ブログ集
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ANAN-8000DLEの手直し (2022/4/10 21:20:55)
しばらく前、某オークションでANAN-8000DLEをポチッてしまいました。
100万円のトランシーバはあまり欲しいと思わないのですが(負け惜しみです)、この手の箱モノが大好きです。
最初は冷やかしのつもりでしたが、つい熱くなって、開局以来、もっとも高額の無線機になってしまいました。(とは言っても、たかが知れてますが hi)
我ながら、困ったものです。
出品時の説明では、いろいろご苦心されたようなので、
到着時、何はともあれ、SGとダミーをつないで動作を確認しました。
第一印象は「恐ろしくノイズフロアが低い!」でした。
レベルが合っていないのかな?と思い、-70dBを放り込んで校正したところ、入力レベルと表示は一致するようになりました。
送信は、容量の大きい電源(13.8V 40A)が無かったので、200Wは確認できませんでしたが、100Wは安定して出力します。
出品者の方には「快調に動作しました」と連絡して、取引を完了しました。
その後、スイッチング電源を入手し宿題の提出も終わってので、
昨日、引っ張り出してアンテナをつないでみました。
21メガが賑わっていて、そこそこ見えているのですが、皆さんが送っているレポートよりも10~20dB低いようです。アレ~
ただ、バンドやアンテナを切り換えると、スゥ~と良く見えることがあります。なんだこりゃ!
到着時は、レベルだけ確認していましたか、Spectrum Labをウォーターフォールを見ると・・・
-100dBを入力したのにS/Nが全く上がりません。
NC/NRの取引です、こんなこともあるでしょう。
アパッチのトランシーバは、回路図はありませんが、オープンソースのHPSDRベースなので、HPSDRの資料で見当は付きそうです。
こうなると居ても立ってもいられません、さっそく開腹してみました。
なかなか確りした作りです
でアンテナに近いところから見ていくと・・・
このコネクタが緩んでいました!
放熱器を兼ねた仕切り板の裏側のHERMESボードとのケーブルがキツキツで、何かの拍子(加速度?)に引っ張られたのでしょうか?
引っ張ると、少しだけ余裕ができたので、締め直しました。
念のため、他のコネクタも当たりましたが、大丈夫でした。
で、SGの信号で確認すると・・・・
SGの最小レベル -136dBmでも、しっかりとS/Nが確保出ました。
最悪の場合ボード交換も覚悟しましたが、修理とも言えない手直しで済みました。
ヤレヤレと言うわけで、
上手い晩酌でした。\(^o^)/