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SONY ICF-2001D バックライト交換 (2022/4/17 16:28:09)
SONY ICF-2001D バックライト交換のためお預かりしました。
ACアダプターでは動作しないとのことでしたが、点検したところアダプターに異状はありませんでした。
本体のACジャックが故障していました。
ACジャックを取り外しました。
+側の板バネが折れて無くなっていました。
SONYで使われているジャックは入手できませんでした。
端子パターンが合わず、汎用部品に端子を付けて取り付けました。
しかし、まだ電源が入りませんでした。
回路図を調べてみたところ時計バックアップ用の電池が無いとマイコンが動作せず、電源が入らないことがわかりました。
これには焦りました。
時計の電池を入れたところ電源が入りました。
確かに液晶バックライトが暗く、光っているのが見えません。
バックライトの回路図です。
ライトボタンを押すとタイマーが動作して15秒くらい点灯する仕掛けです。
バックライトの交換。
ここからの分解が大変だったです。
AMバーアンテナの線を取り外します。
だんだん基板が外れてきました。
液晶パネルになかなかアクセスできません。
ダイヤルエンコーダーを取り外すと、ようやくバックライトが見えてきました。
D501
メンテナンス性はたいへん悪いです。
緑色の発光ダイオードが付いていました。
この時代、高輝度ダーオードではありませんので暗いです。
白色LEDに交換しました。
バックライトの点灯はメインスイッチに連動させました。
ラジオの電源が切れているときでも時計の照明ができます。
バックライト点灯しました。
時計まで遠くを照らします。
同期検波受信をしているところです。
SYNC LOWER 点灯。
USB,LSBどちらかの周波数を選択して復調、混信の影響を受けているのが片側の場合にそれを回避することができます。
放送と同じ周波数を作り出し、位相をずらして復調したり、マニアックな機構ですね。
交換部品です。
ダイレクト選局が使いやすいBCLラジオです。
追加記事
時計のバックアップには単三電池が使われています。
この電池が無い場合はマイコンが動作しないため起動すらしません。
電池が外れやすく、ご苦労されている様子です。
バックアップ電池の電圧3Vを作りました。
三端子レギュレーターを使う例がポピュラーですが、ツェナーダイオードでやってみました。
1N5225B 3,0V です。
仮組みにて確認します。
3Vのツェナー電圧ですが、この電圧付近ということであり誤差もあります。
実測するのが一番です。
180Ωにて 2,7Vとなりました。
4,5Vから2,7Vが作れました。
0,015mAです。
マイコンの消費電流が300uAくらいとのことであり十分です。
そのまま単三電池ホルダーに配線すると、電池を入れた場合に充電されてしまうのでスイッチで切れるようにしました。
丁度、取り付けられるスペースがあったので、スイッチを取り付けました。
「切・入」のシールを貼りました。
ツェナーダイオードからの電圧がカットされます。
これで電池が無くてもOKです。
ACアダプターで常時稼働しますので、存分にお楽しみください。
回路図です。
ACアダプターでは動作しないとのことでしたが、点検したところアダプターに異状はありませんでした。
本体のACジャックが故障していました。
ACジャックを取り外しました。
+側の板バネが折れて無くなっていました。
SONYで使われているジャックは入手できませんでした。
端子パターンが合わず、汎用部品に端子を付けて取り付けました。
しかし、まだ電源が入りませんでした。
回路図を調べてみたところ時計バックアップ用の電池が無いとマイコンが動作せず、電源が入らないことがわかりました。
これには焦りました。
時計の電池を入れたところ電源が入りました。
確かに液晶バックライトが暗く、光っているのが見えません。
バックライトの回路図です。
ライトボタンを押すとタイマーが動作して15秒くらい点灯する仕掛けです。
バックライトの交換。
ここからの分解が大変だったです。
AMバーアンテナの線を取り外します。
だんだん基板が外れてきました。
液晶パネルになかなかアクセスできません。
ダイヤルエンコーダーを取り外すと、ようやくバックライトが見えてきました。
D501
メンテナンス性はたいへん悪いです。
緑色の発光ダイオードが付いていました。
この時代、高輝度ダーオードではありませんので暗いです。
白色LEDに交換しました。
バックライトの点灯はメインスイッチに連動させました。
ラジオの電源が切れているときでも時計の照明ができます。
バックライト点灯しました。
時計まで遠くを照らします。
同期検波受信をしているところです。
SYNC LOWER 点灯。
USB,LSBどちらかの周波数を選択して復調、混信の影響を受けているのが片側の場合にそれを回避することができます。
放送と同じ周波数を作り出し、位相をずらして復調したり、マニアックな機構ですね。
交換部品です。
ダイレクト選局が使いやすいBCLラジオです。
追加記事
時計のバックアップには単三電池が使われています。
この電池が無い場合はマイコンが動作しないため起動すらしません。
電池が外れやすく、ご苦労されている様子です。
バックアップ電池の電圧3Vを作りました。
三端子レギュレーターを使う例がポピュラーですが、ツェナーダイオードでやってみました。
1N5225B 3,0V です。
仮組みにて確認します。
3Vのツェナー電圧ですが、この電圧付近ということであり誤差もあります。
実測するのが一番です。
180Ωにて 2,7Vとなりました。
4,5Vから2,7Vが作れました。
0,015mAです。
マイコンの消費電流が300uAくらいとのことであり十分です。
そのまま単三電池ホルダーに配線すると、電池を入れた場合に充電されてしまうのでスイッチで切れるようにしました。
丁度、取り付けられるスペースがあったので、スイッチを取り付けました。
「切・入」のシールを貼りました。
ツェナーダイオードからの電圧がカットされます。
これで電池が無くてもOKです。
ACアダプターで常時稼働しますので、存分にお楽しみください。
回路図です。
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