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feed JE6QJV 牧野さんの思い出1 (2022/5/1 15:25:43)

来る5月13日はJE6QJV牧野さんの一周忌である。
サイレントキーとなられた昨年、すぐに牧野さんとの思い出を投稿しようとキーボードを叩いていたが、何となく途中で「また改めよう」という気になった。一周忌前に、記録の意味も兼ねて投稿する次第である。

私は、小学校時代の『子供の科学』をきっかけに、ラジオキット製作、電子ブロック、BCL、CB無線という、我々世代に良くあるパターンを歩んできたひとりである。アマチュア無線もやりたくて仕方がなかったが、なかなか中学生、高校生の時にはいろんな点でハードルが高すぎて、大学生になってようやく資格を取得した。ただ、それ以前から、通っていた高校の近くにあった福岡電子パーツ、同久留米店に良く出入りしていて、そこでだと思うが、『29MHzFMハンドブック』という冊子を手にし、面白そうだと、開局したら10mFMに出たいという思いが強くなった。(福岡電子パーツはその後パソコンに特化し、アプライドという上場企業となる)

1982年発行 『29MHz FM ハンドブック』発行人 JH0ROM山田英一氏 牧野氏の投稿は”28MHzの八木アンテナを29MHzへ調整するためのデータ”

開局してある日。10mFM全国移動伝搬実験というのが行われていて、福岡のグループが今、脊振山に移動しているという話が伝わってきた。その当時の私には原付バイクしかなく、近くのJF6DGG坂田さんに話すると車で一緒に行こうということになった。

現場に到着すると、とんでもなくデカいアンテナが上がっていて、その横にフォルクスワーゲンビートルの中に大人がぎゅうぎゅうに入っている。なんだこりゃ。私はその時の印象が強く残っており、これが牧野さんとの初見だと思っているが、実は本当はその以前にもお会いしていたかもしれない。
少し色あせたビートルだが、リアの両サイドにはドイツWISI社のアンテナが付いていて、カッコいい。欲しそうにしていると、牧野さんが「譲ろうか」と言ってくれる。私の人生初の車となった。

後ろのバンパー部分から基台フック。ここに29MHzのアンテナを付けられていたのかも知れない。

車を手に入れる前は、久留米の自宅から、福岡市の大学までバイク、電車、バスで通っていたが、車通学ができる。しかもその通学ルートは牧野さん宅の真横。その時私がどういう無線機を付けていたかは忘れたが、牧野さんと良くタイミングがあって誘われ、近くのロイヤルホストでコーヒーを何杯も飲みながらいろんな話をしていた。もちろんご自宅にもしょっちゅうお邪魔したものだ。太宰府の高台にそびえるタワーと7エレメントワイドスペース八木アンテナ、銅板で完全シールドされたシャック、チューンアップされたアツデンの受信専用トランシーバー、FT-980にシルバーイーグルの送信機。私にはまさしく羨望の的であり、10mFMのトップDXerたる所以だと思った。

おそらく最もアクティビティ高かった頃のアンテナ。

続く


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