無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
NCB-770(仮)無線機テストと そのご褒美 (2022/5/14 22:24:17)
■NCB-770(仮)のフィールドテスト
長かったはずのGWも終わり、アクセル140%で稼働した1週間をなんとかやり過ごし、ようやく迎えた週末です。
SNSや無線活動を抑え気味にし始めた以上に忙しい生活になっていますが、「逆に抑制しすぎると却って精神は保たいない」という事に今更気づいたわけで、少しづつではありますが趣味を再開しつつあります。
さて、事始めにしたのが「栃技研」の技術活動。完全に自己研鑽ではありますが、宣言してしまったからにはボチボチとやらないといけないわけで・・・(汗)
本日手をつけたのは
・フロントエンド回路の見直し
・2ndIF側のナローフィルタ化
・ノイズブランカ
・可変AFフィルタ
の4つ。
<フロントエンド編>
フロントエンドは抑圧耐性は今年のEsシーズンで評価予定ですが、当初考えたパラレル型をやめてシンプルなものにしました。
<ナローフィルタ編>
2ndIFは、いただき物の高いナローフィルタがあったのですが、帯域がちょっと狭すぎた様で違和感が出てしまいました。KI-707やICB-529と同じ±2kHzの撫肩特性がちょうどよいと思われます。
<ノイズブランカ編>
そして、最大難関のノイズブランカ。こちらは新規で小型かつシンプルな回路を考えてみました。机上でパルスを入れたりする分には設計通りに動くのですが、フィールドノイズは全くそんなことはありません。
流石、昔からアナログ技術者がいろいろな回路構成を考えただけあって、ちょっと考えたくらいの回路では上手くいくはずも無く・・・。
ましてや、昔はよくあったエンジンパルス等の典型的なノイズならまだしも、最近の人工ノイズはブロードでひたすらレベルが高いので、消すのは全然簡単ではありません。
↓自宅庭でのテスト編集動画あります。
↓超バラックでテスト中のノイズブランカ。かなりワイドレンジなAGCも戻せる様なアンプ回路も構成。
こちらはバッチリなのだが・・・。
<AFフィルタ編>
こちらはICB-680の技適化を目指した改造機に組み込んだものと、ほぼ同回路構成で組んでいます。
これが実際のEs時や、ギリギリ時に効果を発揮するのか否か?ずっと実験したかったのですが、本日ようやく体感することが出来ました。
■もののついでに
なかなか外に出られないこの貴重なタイミングですので、ハンディー機も比較テストすることにしました。
やはり感度良く聞きやすいのは、ICB-529とNCB-8。そして奮闘するのがNCB-680となる?680改造品。
ナロー化したフィルタもそこそこな印象で、ハイパワー局の影響は小さくなっていました。
そしてやっぱり感度はいいなと感じるのがRJ-410。不思議ですよね、小さいのによく頑張ります。
残念なのはICB-880Tが、本日のコンディションアップでは受信すらままならず、参戦出来かった事。
昔はこれが普通だったのに、SR-01やNTS115の登場で、求められる性能が全くレンジが変わってしまいました。
それが良いことなのか悪いことなのか?「性能だけが楽しみ方では無く、古いものを単に楽しむのもアリ」ではあるとは、個人的にはこの趣味にはあると思います。
■QSO
テストのご褒美でしょうか?コンディションアップタイミングに遭遇できました!
(CB)
かごしまAK56
みやざきAL101
さっぽろTA230
さっぽろMJ11
そらちYS570
いわてB73
ふくおかTO723
あばしりKC223
(DCR)
とちぎMT82
とちぎSA41
C7OF9
(特小レピータ)
とちぎB530