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キャリブレーション確認 (2022/5/15 14:23:54)
アンテナ測定で給電部インピーダンスを測りたいと考えました。
この前AA-55 Zoom はキャリブレーションを行ったのですが、実際はどうなのか?
という事で簡易的に確認作業をしてみました。
この同軸ケーブルはいつも測定に使っているもの
これでアナライザーを買った時にキャリブレーションを行っています。
同軸ケーブルの先に24Ωの抵抗(酸化被膜抵抗)を取り付けてインピーダンスの測定です。
少し見にくいですが3.7MHzで22.83+j1.83Ωになっています。
周波数を変えて7.15MHzです。
23.49+j4.09Ωです。
21.225MHzでの測定
黄色いのがR成分 青いのがX成分です。
23.33+j10.94
周波数が高くなるにつれX成分が出てきています。
中心周波数を27.5MHzにして上下27.5MHzのインピーダンスの表示です。
青い線が右肩上がりになっています。
X成分が周波数と共に上昇しています。
R成分はほぼ変わらず24Ω位でした。
X成分は抵抗の特性だと思います。
同じように抵抗を100Ωに替えてみました。
3.7MHzでの測定です。
99.37+j0.62 でした。
同じく7.15MHzでの測定
100.99+j4.00Ωでした。
X成分が波を打ちながら周波数の上昇とともに上がっています。
しかしR成分は100Ω近辺でほぼ一定の値でした。
確かにキャリブレーションされているようです。