ホーム >> 無線ブログ集 >> FT-1000MP Mark-V 修理

無線ブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link JR4GPAの「つぶやき」 JR4GPAの「つぶやき」 (2024/4/25 17:05:35)

feed FT-1000MP Mark-V 修理 (2022/5/21 11:24:40)
FT-1000MP Mark-V の修理です。
タイトルは 「FT-1000MP Mark-V 修理 その2」 かなと
思いましたが、前回の続きでもなく、新たな故障ですので
その2ではないなと。
そんな事はどーでも良いか....

前回は、いつの間にか100KHzになってしまうと言う修理でしたが
今度は、時々電波が出なくなります。
最初、慌てましたね。送信状態にはなるのに、電波が出ないので
ファイナルが飛んだか?と思いましたが、しばらくすると
何事も無かったかのように電波が出ます。
ファイナルが飛んでいなくて良かった。

この機種も、何度も開けたり閉めたりしているので、分解方法が
頭に入ってますので、割と早く分解できます。
実は、部品取り用の一部動作しないのが1台保管してあって、これを直そうと思ったので
何度も開けたり閉めたりしているんです。
感じからすると、CPUが絡んでいて、何かの割り込み処理が入っていて、それの終了待ちなのですが
これはプログラムを作ったか方しか分からないので、ふとアイデアが浮かんだら
分解して測定しては違ったかと元に戻しているので、この機種の分解、組み立てが
得意になってしまっています。HI
良いのだか悪いのだか!

話がそれましたが、本題です。
素直に送信出来なくなってしまえば、不具合箇所を探すのが簡単なのですが
電波が出ないなあと思っていたら、急に電波が出るようになるものだから
シッポを捕まえるのが大変。
そして、電波が出るようになったら、何事も無かったように何日か動作したり
時には復活して5分後に電波が出なくなったりしますので、測定器を仕掛けて
監視して見てもすぐに分かるものでもありません。

電波が出なくなる条件をメモして、それらから推測して、どの回路が時々おかしくなるのかを
お得意の「一人作戦会議」です。
そしてそのメモから回路図を眺めて大体のアタリをつけてから分解開始です。
送信動作にはなるが電波が出なくなる条件なんて、沢山あります。
このユニットのトランジスタが壊れても、半田クラックで接触不良が起きても
なんて考えていると本当に星の数ほどあります。
素直に全く送信できない方がありがたいのですが、そうも言っておれません。

後側から行くか、前側から行くか。
送信状態にはなるので、電波が出なくなった時に隣の受信機で
聞いてみると、本当に蚊の鳴くような信号がノイズの中から
微かに聞こえます。
一応目的の周波数には変換されているようですし、受信も出来ていますので
前側は大丈夫でしょう。
また時々発生して、直る事から半導体が死んでいる訳ではなさそうですので
半田不良を疑って作業を進めます。

前側は大丈夫そうなので、後ろ側から。


LPF-1ユニット



PAユニット



RFユニット


順番に基板を外して目視で怪しい部分を大捜索!!

そしてやっとこれか?と思われる怪しい部分に到達です。
多分これ!と思う所がありましたが、せっかく外したので他多数を
半田修正。

そして元に戻して、1週間ほど様子を見ましたが、その後1度も
電波が出なくなる現象は再現しませんでした。

やったね!!!!!!!!!!

execution time : 0.016 sec
サイト内検索

メインメニュー

ログイン
ユーザ名:

パスワード:



パスワード紛失


オンライン状況
47 人のユーザが現在オンラインです。 (35 人のユーザが 無線ブログ集 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 47

もっと...