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<会場内の写真掲載>アイコム、米国「ハムベンション2022」で SHF-P1プロトタイプを世界初展示 (2022/5/23 12:35:06)
2022年5月20日から22日まで、米国オハイオ州で世界最大級のアマチュア無線イベント「Hamvention(ハムベンション)2022」が3年ぶりに開催された。会場ではアイコムが今年4月にデザインスケッチを公表した2.4/5.6GHz帯の2バンド機「SHF-P1」のプロトタイプを世界初展示した。同イベントの参加者から提供された写真で、会場内の模様とともに紹介しよう。
ハムベンション2022のアイコムブース
3年ぶりに開催された「Hamvention(ハムベンション)」。70周年の記念開催となったがコロナ禍の影響はいまだ収まらず、日本メーカーではJVCケンウッドとアルインコが出展を見送るなど、これまでとは少々違う状況となっていたようだ。
そんな中、会場で最も注目された新製品は、アイコムの2.4/5.6GHz帯2バンド機「SHF-P1」だった。このモデルは同社の「SHF帯プロジェクト」として開発中の製品で、今年4月にデザインスケッチが公表されていたが、プロトタイプの展示はハムベンションが世界初となった。
コントローラー部分のサイズはポータブル機のIC-705と同じ。またアンテナ直下に取り付ける本体(RFモジュール)は同社のオートアンテナチューナー「AH-4」よりもやや小ぶりな印象だ。
世界初展示された「SHF-P1」プロトタイプのコントローラー部分。デザインはIC-705によく似ているが一部のボタン表示が異なる
世界初展示された「SHF-P1」プロトタイプ
「SHF-P1」のRFユニット部分。同社のATU「AH-4」よりもやや小ぶりな印象
「SHF-P1」のRFユニット部分を上部から見たところ
「SHF-P1」のRFユニット部分の固定方法と接続用LANケーブル
また会場で配布されたリーフレットによると、「2.4GHz帯と5.6GHz帯をカバー」「電波型式は(D-STARの)DV/DDモードにも対応」「RFユニットへの給電はLANケーブルで行う」「ワイドスパンのリアルタイム・スペクトラムスコープを搭載」「GNSS(GPS)受信機から、高精度な1PPSのクロック信号を取得し、OCXOの周波数を高精度に補正」などの特徴が書かれていた。
会場で配布された「SHF-P1」のリーフレット(表面)
会場で配布された「SHF-P1」のリーフレット(裏面)
このほか日本では「ハムフェア2019」の会場で初公開されたHF/50MHz帯のリニアアンプ「IC-PW2」を今回、米国内でも初公開。IC-PW1が生産終了になっていることもあり、こちらも注目を集めた。
日本では「ハムフェア2019」で展示されたHF/50MHz帯リニアアンプ「IC-PW2」も注目を集めた
こちらの記事も参考に
<コンセプトモデル「SHF-P1」のデザインスケッチ初公開>アイコム、開発中の「2.4GHz帯、5.6GHz帯に対応するアマチュア無線機」最新情報を掲載 (2022年4月15日掲載)
【ハムフェア2019】PDF資料公開!!<SO2R運用に1台で対応>アイコム、HF+50MHz帯 1kWリニアアンプ「IC-PW2」を発表!! (2019年8月31日掲載)
参加者からhamlife.jpに届いた、その他の「ハムベンション2022」の写真は 次ページ に掲載する。