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RJ-480Z 変調メーターが振れない (2022/5/31 22:10:34)
RJ-480Z 変調メーターが振れないとのことでお預かりしました。
分解。
送信のとき、変調メーターが振れないとのことです。
コンデンサーの液漏れによるパターン及びスルーホールが腐食しています。
液漏れのコンデンサーを外しました。
パターン腐食しています。
腐食部分を削り、バイパス配線をしました。
スルーホールに配線を通して裏側と接続。
変調メーターが回復しました。
パワーが出ていません。
終段トランジスターQ12にあるチップコンデンサーが不良であることがわかりました。
68pF
チップコンデンサー左側の端子が無くなっています。
なんとか容量が計れたのですが、68pFのところ702pFもあります。
リード部品のコンデンサーを取り付けました。
68pF
パワーが復活しません。
終段トランジスターQ12 2SC1957のコレクタに電圧がありません。
トランジスターを外してみると、直接金属の放熱板に取り付けられていました。
絶縁なしです。
コレクタと放熱板には導通があります。
こういうことです。
コレクタが金属板に接触している状態でしたが、アースはされていないので問題ないです。
ふつうはショート(短略)ですので、絶縁シートを噛ませて対策をしました。
10Vちかい電圧がでている場所です。
終段トランジスターは生きていました。
ハンダ不良が見つかり再ハンダしたところコレクタに電圧がかかるようになりました。
パワーが復活しました。
変調時には0,4W出ます。
検波ダイオードを交換しました。
1N60に交換。
ANLダイオード交換しました。
1S1588に交換。
電解コンデンサーを全交換しました。
その他交換した部品です。
希望があった、SメーターのLED照明を追加しました。
各部の調整。
基準発振を最大に調整。
受信感度を最大に調整しました。
受信感度。
ー120,0dBm
周波数。
27,144Mhz
スプリアス良好です。
全体のアースがベルトクリップにつながっています。
ここを持って運用すればアース効果があると思われます。
お茶のペットボトルくらいの大きさです。
重くなく、えんじ色なので女性にもOKです。
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