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6月は不法無線局対策の強化月間、免許を受けずにアマチュア無線局の開設など電波法違反事案が多発--5月29日(日)~6月4日(土)まで先週の記事アクセスランキングTop10 (2022/6/5 9:30:58)
先週のアクセスランキングでは、免許を受けずにアマチュア無線局の開設・運用などの電波法違反行為が各地で多発。管轄する総合通信局が不法無線局の取り締まりを行い、摘発や行政処分を行ったニュースが多くランクインした。1位に「<免許を受けずにアマチュア無線局を開設>近畿総合通信局、捜査機関との共同取り締まりで摘発した無線従事者に対して43日間の行政処分」、3位に「<免許を受けずにアマチュア無線機や船舶用レーダーなどを設置>四国総合通信局、操船する漁船に不法無線局を開設していた男2人を摘発」、6位には<大分県佐伯警察署と共同取り締まり>九州総合通信局、大分県佐伯市・国道10号線で不法市民ラジオ(CB無線)を運用していた男を摘発」が…。折しも6月は「不法無線局対策の強化月間」とされ、8位にランクインした記事のとおり、全国の各総合通信局、および沖縄総合通信事務所では、捜査関係機関などと連携して不法無線局に対する指導などを強化している。
続く2位は、アイコム株式会社が同社Webサイトで「生産終了機器リスト」(旧名称:修理受付終了機種リスト)を6月1日に更新。今回(2022年6月1日作成版)のリストで、QRP対応のHF/50MHz帯オールモード機IC-703、広帯域受信機のIC-PCR2500、V/UHF帯固定機のIC-910/D、ハンディ機のIC-V1とIC-U1が新たに「修理受付終了」となり、HF~430MHz帯オールモード機のIC-7000、広帯域受信機のIC-R2500とIC-R1500、D-STAR対応のモービル機のIC-2820G、同ハンディ機のID-80とID-92が「条件付きで修理受付」の扱いとなった情報。同社のアマチュア無線機器は生産終了後10年~15年未満のものが「条件付きで修理受付可能」となり、15年以上が経過した機種は「修理受付終了」で調整や点検も受けられなくなる。
4位には、2022年5月に長崎県雲仙市でオープンした「アマチュア無線機器歴史館」の現地リポート(館内写真50枚で構成)。1950年代から1980年代ごろまで、昭和の時代のアマチュア無線機が大量に展示されているというマニア垂涎の施設として、大きな反響を呼んでいる。昭和29(1954)年に春日無線工業(後のトリオ、現在のJVCケンウッド)が製造した国産メーカー初のアマチュア無線用送信機「TX-1」、おそらくメーカーも保存していないであろう貴重なモデルをはじめ、アイコムやトリオ、日本無線、八重洲無線などの懐かしい無線機器が所狭しと並べられ、なかには懐かしい梱包箱も置かれている。さらに 館内には古い雑誌やアマチュア無線機器のカタログなども展示、まさにアマチュア無線機器の歴史館だ。
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1)<免許を受けずにアマチュア無線局を開設>近畿総合通信局、捜査機関との共同取り締まりで摘発した無線従事者に対して43日間の行政処分
2)<新たにIC-703、IC-PCR2500、IC-910/D、IC-V1、IC-U1が“修理受付終了”に>アイコム、2022年最新版の「生産終了機器リスト」を公開
3)<免許を受けずにアマチュア無線機や船舶用レーダーなどを設置>四国総合通信局、操船する漁船に不法無線局を開設していた男2人を摘発
4)<館内写真50枚掲載>ついにオープン「アマチュア無線機器歴史館」(長崎県雲仙市)を訪問してきた!
5)<オプション装着で10エレメントに拡張できる>コメット、移動運用に最適の1200MHz帯5エレ八木「HFJ-1205Y」を発売
6)<大分県佐伯警察署と共同取り締まり>九州総合通信局、大分県佐伯市・国道10号線で不法市民ラジオ(CB無線)を運用していた男を摘発
7)<新体制がスタート>JAIA(日本アマチュア無線機器工業会)が公式サイトに新会長の「ごあいさつ」を掲載
8)<建設工事関連の業界団体などに対して電波法令遵守を周知>6月1日は「電波の日」、6月1日から10日まで「令和4年度電波利用環境保護周知啓発強化期間」&6月中は「不法および違反無線局対策強化期間」
9)<一般社団法人 電波教育協会主催>6月4~5日に神奈川県横須賀市で「記念艦三笠でモールス体験」開催
10)<総務省が協力>JVCケンウッド、ウクライナの復興支援を目的に業務用無線機を寄贈