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feed 黒鼻尾根から泉ヶ岳・三角山 6/20 (2022/6/21 10:31:20)

 

 

 黒鼻山への「関口」からのルートが未踏となっており、今回はここから入山し、黒鼻尾根を南から北上してみることにしました。

 

 泉ヶ岳水神コース入り口から数分のところに「関口」、その奥に「黒鼻山」の標識があります。以前から気になってはいたものの、黒鼻山自体が藪山のイメージがあり、足を踏み入れたことはありませんでした。

 

 分岐からは細い登山道となり、すぐにヒザ川の渡渉。川幅は5mほどあるものの、水量は少なく普通に渡れました。ジグザクにひたすら高度を上げていくと平坦地となり、黒鼻尾根との分岐点に到着。関口から50分ほど。道は細いながらもよく踏まれており、藪っぽい感じはありません。ところどころ赤テープ、標識もありました。

ヒザ川渡渉

黒鼻山分岐

 

 南に進むと山頂ですが、今回はパスし黒鼻尾根へ。前回は下りに使ったのであまり感じませんでしたが、分岐からは緩やかな登りが続き、一部は笹に覆われ、藪っぽい印象を持ちました。

 

 20分ほど登りが続いた後、平坦な尾根の台地に出ます。ここが黒鼻尾根の中心部。植生も変わり、笹原の中にブナ、ドーダンなどの細木が林立する独特な雰囲気があります。かつてこの尾根は馬の放牧場で、熊出没が多く閉鎖された経緯があるようです。樹間よりわずかに泉ヶ岳の上部が見え、もっと見える場所はないかと探してみたものの、徒労でした。落葉の時期を待つしかないようです。

 

 956mピークを通過して少し下ると北泉ヶ岳へのルートに合流、黒鼻尾根はここまでとなります。関口から1時間40分ほど。

 

 三叉路から泉ヶ岳へ。スプリングバレースキー場への分岐点を過ぎ、ガレ場を登り返して山頂着。ガレ場からは歩いてきた黒鼻尾根を俯瞰することができました。上から眺めるとサンショウウオがのたうつような山容。

黒鼻尾根

船形山は雲の中

山頂付近より

 

 さて、いつもの場所でしばし無線運用(145MHz)。平日にもかかわらず約1時間、宮城、岩手、山形、福島の9局に交信いただきました。山形県西置賜郡白鷹町とこの山頂の相性が良いらしく、何度か固定局に応答いただいています。それも毎回異なる局。今回もGPとのことでしたが59-59で交信。蔵王連峰と白鷹丘陵が二重に壁になる位置関係で、どのような伝搬なのかいつも不思議な感じがします。

いつもの装備 J型アンテナとFTM-10S 

 

 下山は滑降コース。バス時刻にはまだ余裕があり、途中の尾根伝いにある三角山(標高709m)に十数年ぶりに立ち寄ってみることにしました。見返り平、お別れ峠を過ぎ、カラマツ林に入ると尾根方向に細々とした分岐道があります(標識なし)。

三角山分岐(右)

 

 ゆるく下っていくと第二の分岐があり直進。三角山の頂上らしきところから少し下ったあたりが展望所になっていたはずですが、今回、それらしき場所はあったものの、以前あった標識やベンチのようなものは跡形もなく、単なる藪と化してしまったようです。樹木が伸びて展望もなし。無線運用も考えていたのですが、これは想定外。早々に第二分岐点に戻り下山しました。

三角山山頂付近

 

 いつのまにか新たなルートができていたり、一方で藪と化して廃れゆく山道や見晴らし。歩く人がなければ廃れゆくのみ、ということでしょう。今シーズン7回目の泉ヶ岳、飽きもせず登っていますが、いろんな発見もあってまだまだ深堀りできるのでは? そんな気がしています。

 

 

 

 

 

 


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