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アマチュア無線バンドの見直しなど、国際会議に向けて総務省が公表した「我が国の考え方(案)」に無線家から危惧の声--6月19日(日)~6月25日(土)まで先週の記事アクセスランキングTop10 (2022/6/26 9:30:31)
先週のアクセスランキング1位は、2022年11月20日から12月15日までアラブ首長国連邦で開催される「2023年世界無線通信会議(WRC-23)」に向け、総務省が公表した「2023年世界無線通信会議(WRC-23)に向けた我が国の考え方(案)」へのパブリックコメント(意見公募手続)のニュース。総務省が作成した同案の中には、「10.0-10.5GHz帯における移動業務への一次分配を含むIMT特定の検討」「同一の周波数で運用されている無線航行衛星業務(宇宙から地球)の保護を確実にするための追加的手段の必要性の決定のための1240-1300MHz帯のアマチュア業務及びアマチュア衛星業務の見直し」といった、アマチュア無線家にとっても重要な項目が含まれている。アマチュア無線家の一人、金子 明氏(JA1OGZ)は「WRC-23に向け、アマチュア無線周波数帯に関係する意見募集が掲示されています」というタイトルで懸念点をまとめた書面を作成、「かなり我々にとって手厳しい政策になります。ぜひとも皆様のご意見をお願いします」と呼び掛けているなど、危惧する声が上がっている。パブリックコメントの期日は今月中の6月30日(木)までだ。
続く2位は「<電波法に基づく行政処分>北海道総合通信局、電波法違反容疑で遭難した遊覧船『KAZUⅠ(カズワン)』を運航していた(有)知床遊覧船と代表取締役を告発」。2022年6月21日、北海道総合通信局は4月23日に発生した北海道・知床での遭難事故で、遊覧船「KAZUⅠ(カズワン)」を運航していた有限会社知床遊覧船と同社の桂田精一代表取締役を、免許を受けずに無線設備を同社事務所等に設置し不法に無線局を開設していたとして、電波法違反容疑で第一管区海上保安本部網走海上保安署に告発するとともに、同社を電波法に基づく行政処分(簡易無線局8局の運用停止)を行うことを公表した。金子総務大臣は6月21日の記者会見で「不法に無線局が開設されたことは大変遺憾だ。不法利用されていたアマチュア無線局は幅広く利用されており、法令意識を高めるよう周知啓発を強化したい」と述べた。NHK記者からの質問に対して「今回、不法利用されていたアマチュア無線局については…」とする、記者会見での質疑応答の内容(動画など)を記事で紹介している。
3位は、アイコム株式会社のHF~430MHz帯ポータブル機「IC-705」用に、メイスメモリー/メモリーキーヤー/RTTYメモリーを外部からコントロール可能にする外部キーパッドのオリジナル基板と部品を揃えた組立キットを金山 彰氏(JO3GBD)が製作。ヤフオクを通じて頒布を行っている話題。大きさもシュガーレス錠菓「FRISK(フリスク)」の容器に収まるサイズで、非常にコンパクト。金山氏は「アイコム用のキーパッド基板は、2016年ごろローカル局のアイデアでオリジナル基板を作り、その後、ローカルイベントやヤフオクで組立キットを頒布してきました。IC-705では従来の仕様と違い、8ch対応にしたことで若干配線が異なるため、今回、IC-705専用のオリジナル外部キーパッド基板を製作し、キット頒布を始めました。比較的簡単なキットなので、ニューカマーやカムバックハムの方々が電子工作をはじめたり、再開するきっかけになればと思っています」と語っている。しかし予想以上の反響で、準備した在庫がすべて完売したとのこと。今後の入手時期などについては、本人のブログやツイッターで確認してほしいとしている。詳しくは記事をチェック!
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2)<電波法に基づく行政処分>北海道総合通信局、電波法違反容疑で遭難した遊覧船「KAZUⅠ(カズワン)」を運航していた(有)知床遊覧船と代表取締役を告発
3)<外部からボイスメモリー/メモリーキーヤー/RTTYメモリーを制御>ヤフオクでIC-705用オリジナル外部キーパッド基板(組立キット)を頒布
4)<山形県天童市の本店とオンラインショップは営業継続>仙台市宮城野区の「東名電子仙台店」、7月18日(月・祝)で閉店
5)<不法に無線局を開設した疑いで女を摘発>北海道総合通信局、 札幌方面江別警察署管内においてアマチュア無線機を免許を受けず大型車両に設置
6)【ハムフェア2022】<宿泊予定者・予約済みの人は注意!>会場直近の「東京ベイ有明ワシントンホテル」が営業休止期間を8月末まで延長
7)<スマホでもパソコンでも見やすく>QSLカード印刷のキュービック、印刷通販サイトを刷新
8)<第3特集は「エアーバンドアンテナフルテスト」>三才ブックスが月刊「ラジオライフ」2022年8月号を刊行
9))<最盛期の1977年から円熟期の2000年までの国産リグ、1,035機種を収録!>CQ出版社、6月17日に「日本アマチュア無線機名鑑II」を刊行
10)<A5サイズで見やすさ抜群、過去最高の476ページ>三才ブックス、6月29日に「周波数手帳ワイド2022-2023」を発売