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KOI Tiger 電源が入らない (2022/6/28 14:40:39)
KOI Tiger 電源が入らないとのことでお預かりしました。
Massachusetts
USA の記載
電源を供給しているウーハーBOXです。
オーナー様が200Vを入れてしまったとのことです。
ウーハーBOXの中にあるのは、BANDO電気の電源トランスです。
型番から検索しても情報はありません。
トランスにかかる端子電圧を測定します。
1次側、商用電源の電圧は100VでOKです。
2次側の電圧がありません。
しかし、異状があったのは1次側であり、内部で断線しているようです。
1次側がNGのために2次側に電圧が無いのです。
BANDO電気のトランス規格が不明ですが、おそらく12V 1Aと予想します。
KOI Tigerの回路図入手は望むべくもありません。
手持ちのあったS・E・L 菅野電機研究所の電源トランスに交換します。
配線は再利用しました。
オリジナルには無いヒューズを付けました。
また200Vを入れても大丈夫です。
そのときはご用命ください。
そのときはご用命ください。
S・E・Lのトランス12V端子からの出力は、無負荷の状態では14Vでした。
配線を終えたらウーハーBOXに取り付けます。
供給先本体での電圧を測ります。
14Vです。
ここまでがACであり、本体でDCに変換されています。
電源ON。
起動しました。
電解コンデンサーをオール交換します。
音響用バイポーラコンデンサー MUSE
フィルムコンデンサー WIMA
音質では定評のあるコンデンサーです。
ボリューム基板。
音響用コンデンサーに交換しました。
オーディオアンプICの取り付けネジがずれています。
こういう仕事はイヤなので再取り付けしました。
KOIの心臓部、デジタル処理技術の核部分です。
オーディオIC TDA7560
温まるといい音です。
音響用コンデンサーに交換しました。
組み立て。
電源を入れておきコンデンサーをエージングします。
交換部品。
コンデンサーはドライアップしています。
コンセントを逆に差し替えてみて、音が良いほうにしてください。
違いがきっとわかると思います
オーディオカスタムした KOI Tigerで楽しんでください。
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