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feed IC-706MKⅡG 電源が入らない (2022/7/22 17:53:27)
IC-706MKⅡG 電源が入らないとのことでお預かりしました。


IMGP6644

内部のヒューズ切れ、電源ラインを追いかけましたが異状ありませんでした。


IMGP6648

セパレート接続接点を洗浄しました。


IMGP6646

接続コネクタを点検しました。

異状なしです。

IMGP6650

コントロール側の接点を洗浄しました。


IMGP6647

コントロール側の接点を点検。


IMGP6651

接点を洗浄しました。


IMGP6653

接点を洗浄しました。


IMGP6652

電源が入るようになりました。


IMGP6654

測定と調整。

周波数 29,00MHz FM

IMGP6660

出力

29Mhz FM

90W

IMGP6656

スプリアスの状況。

29Mhz

IMGP6658

出力

145Mhz FM

50W

IMGP6662

433Mhz FM

30W

IMGP6663

受信感度。

29,00MHz ー120,0dBm

IMGP6661

大きいパネルが見やすい無線機です。


IMGP6664

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追加記事です。

お渡しする前の動作テストをしたところ症状が再発しました。

ネックになっているのはこのリレーが動作するかどうかです。

リレーは外して動作を確認ずみ異状はありません。

IMGP6738

リレーの裏側です。


IMGP6739

IC706は、まずCPUを動作させたところでリレーをONにするしくみです。

パターンがスパークした跡やチップ抵抗がズレていました。

IMGP6744

基板を洗浄、抵抗を再取付けしました。

導通回復です。

IMGP6746

14Vラインのダイオード。

ここがダメなものが多いですが大丈夫でした。

IMGP6741

湿気の多い場所で使われていたようです。


IMGP6742

IC271

CPUの動作に関係しています。

IMGP6743

電解コンデンサー劣化のため交換します。

サビが多いです。

IMGP6756

IC周辺の電解コンデンサーを外した状況。

パターンは何とかなるかも知れません。

IMGP6759

コンデンサーはボロボロでした。


IMGP6757

コンデンサーの液漏れを洗浄。

スルーホールの詰まりを洗浄。

IMGP6761

邪魔なシールド板を取り外します。


IMGP6762

電解コンデンサーを取り付けました。


IMGP6763

メイン基板のCPUです。

5Vが掛からなければCPUが動作しません。 結果リレーも動きません。

いろいろな基板を裏返しにします。

IMGP6740

シールドの下にはCPUが見えました。

追いかけてゆくとバッチリ5Vが掛かっています。

CPUの異状かも知れません。

PIN端子を再ハンダしました。

IMGP6764

コントロールの接点を再点検。


IMGP6750

電源スイッチを点検します。


IMGP6748


IMGP6747

スイッチ分解。


IMGP6751

接点洗浄。


IMGP6752

接点金具が金属疲労で折れていました。


IMGP6753

手持ちのあった接点金具に交換しました。


IMGP6754

組み立て、取り付けました。

スイッチの不具合も解消しました。

IMGP6755

以上のとおりで電源は入るようになりましたが、かなりの頻度で失敗します。

電源コードのプラグを差し直すなど、突入のショックでCPUが動作すればリレーが動くこともあります。

CPUの劣化が原因ということで、ここまでとなりました。

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