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マルチバンド ツェップ(EFHW)について (2022/8/8 18:49:16)
この給電部を作り始めたころは難しく考えていたようです。
最近この給電部を作りながら
”ダイポール(以下D.P)に使うバランと同じと思ったらええんとちゃうの?”
電圧給電と電流給電 原理は違うものの50Ωの同軸ケーブルで給電するのは同じです。
D.Pは目的周波数の1/4λ+1/4λ=1/2λの線をバランの左右に取り付けます。
EFHWは目的周波数の1/2λ を張れば使えます。
又、D.Pは途中にコイルを入れて多バンド化することができます。
その場合のコイルの数は偶数個いりますけど。
同じようにEFHWもコイルを入れて多バンド化することができます。
コイルの数は奇数です。
仮に7/21MHzのアンテナを作るとします。
D.Pでしたら21MHzのエレメントの後にコイルを入れて(左右2個)コイルの後ろに7MHzのエレメントを付けます。
EFHWも21MHzのエレメントの後にコイルを入れて(1個だけ)その後ろに7MHzのエレメントを付けます。
今までのツェップは単一周波数だけしか使えなかったのですが(専用の給電部)EFHWは汎用品なのでどの周波数にでも使えます。
両端支持になるか、片側支持かは違いますがD.Pと同じように作れます。
D.Pは原理上奇数倍の高調波しか使えませんが、EFHWは整数倍(1,2,3,4…)の高調波も使えるというのが大きなメリットです。
皆さんもEFHWの給電部を1個手に入れて遊んでみるのも面白いです。
この観点から新しくヤフオクに出してみようかと思っています。