無線ブログ集
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ICB-770 チャンネルスイッチ不良 (2022/8/9 13:12:19)
ICB-770 チャンネルスイッチ不良のためお預かりしました。
チャンネルスイッチの5CH、8CHが受信しません。
フロントパネルを取り外しました。
チャンネルスイッチを取り外し。
分解して状態を確認。
接点が酸化しています。
接点をアルコール洗浄しました。
接点を研磨しました。
コンタクトグリスを塗布しました。
組み立て。
チャンネルスイッチが復活しました。
PTTスイッチにガリがあります。
分解してアルコール洗浄しました。
接点を研磨しました。
PTTスイッチのリペアOKです。
無線機を分解したところ、電池からの液漏れがヒドイです。
電池ケースの状態です。
液漏れがヒドイ状態。
フレームの状態はボロボロです。
基板は何とか無事のようです。
錆びついたネジが外せません。
ネジの回りに付いた錆を掻き落としました。
ネジの裏側の状態です。
固着して回りません。
ドリルで頭を飛ばします。
油を付けながらの作業です。
頭を飛ばしました。
分離させることができました。
やっと、バッテリーケースが外れました。
酸性の腐食は強烈ですね。
水洗いすることにします。
バッテリーケース、フレーム水洗いです。
基板類は全て外して、本体フレームを水洗いしました。
今後、無線機内に散乱しない程度ですが水洗い時に錆を落としました。
ネジ穴が朽ちて使えません。
こちらのネジ穴もピッチが無くなっています。
ネジ穴の近くをポンチで打って穴を詰めます。
タップネジに交換してOKです。
時計師が古い柱時計の修理で、減ってガタガタになった歯車のアガキ調整に使うテクニック。
電解コンデンサーをオール交換しました。
一部をオーディオ用コンデンサーに交換。
交換部品です。
検波ダイオードなど交換しました。
測定と調整。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー120,0dBm
周波数。
27,144Mhz
出力 0,4W(無変調)
変調時はプラス変調0,5Wです。
スプリアスの状態。
ロッドアンテナを伸ばした状態にて、
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
メンテナンス完了です。
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