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feed MS(流星散乱)通信体験のチャンス! 8月12日(金)夜から13日(土)明け方は「ペルセウス座流星群」のピーク (2022/8/11 9:00:42)

明日2022年8月12日(金)の夜から13日(土)の朝にかけて、「ペルセウス座流星群」がピークを迎える。今年は8月12日が満月のため目視による観測はやや厳しいが、電波を使った観測やMS(流星散乱)通信には支障がない。極大時間帯となる12日(金)深夜から13日朝には1時間に50個前後の出現(目視可能な個数は10~30個程度)が見込まれている。すでに11日朝の時点で通常よりも多い流星が観測されているので、VHF帯で流星散乱による遠距離通信や、FM放送のDX受信に挑戦してみてはいかがだろう。

 

 

流星でVHF帯の遠距離通信ができる場合がある。 photo:(C)creative commons

流星でVHF帯の遠距離通信ができる場合がある。 photo:(C)creative commons

 

 

「流星散乱通信」は「流星バースト通信」とも呼ばれ、流星が大気圏に突入して発光した際、周辺の大気が一時的に「電離層」のような高密度の電子層を形成。これがVHF帯の電波を反射(散乱)させて通信ができることを利用したもの。ただし持続時間は数秒程度(長くても十数秒)と非常に短いので、お互いの運用周波数の事前確認や、短い交信が基本となる。

 

 アマチュア無線の場合、流星散乱通信は、おもに50MHz帯で実験が行われている。交信は難しくても、外部アンテナを接続した受信機を用意し、全国各地に設置された50MHz帯ビーコンの周波数や、遠距離(1,000km前後離れた地点)に位置するFMラジオ局(90~100MHzの中波ラジオ局のFM補完放送がおすすめ)の周波数をモニターしてみると、流星に合わせて信号が一瞬聞こえてくることがある。このチャンスにぜひ試してみてはいかがだろうか。

 

 

 ペルセウス座流星群の観測や、流星の電波観測に役立つサイトを下記関連リンクにまとめておこう。

 

 

●関連リンク:
・流星バースト通信(Wikipedia)
・ペルセウス座流星群の基本情報・観測条件(流星電波観測国際プロジェクト)
・ペルセウス座流星群が極大 2022年8月(国立天文台)
・2022年ペルセウス座流星群(AstroArts)
・国内専用_50MHzリアルタイム掲示板2
・でんぱでーた on Web

 

 


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