無線ブログ集
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TM-732 表示異状のためお預かりしました。
電源を入れると音量が最大になり、液晶は動作していない状態です。
ボタン類の反応はあります。

TM-732の電源が入らない原因で多いのは、LCDユニットの電解コンデンサーの劣化です。
本機はコンデンサーの交換を試みたようです。

ハンダがはみ出しており、パターン間でショートする可能性があります。

コンデンサーの液漏れによりスルーホールがNG、基板裏側への導通がありませんでした。
アルコールを流し、0,2mmのドリルでスルーホールをサライます。

電解コンデンサーを取付け。
信頼性からスルーホールはバイパス配線にしました。

バイパス配線。
液晶パネルを取り外し。

バイパス配線。

バイパス配線。
5VレギュレーターICに電源が行くようになりました。

Q1
2SB1149 NGにより交換しました。

機能が回復しました。
液晶パネルは取り外しのため、このような状態です。

バックライトをLED化しました。

点灯を確認しました。

測定と調整。
周波数調整。


出力 145Mhz
10W

433Mhz
10W

スプリアス良好。
145Mhz

スプリアス良好。
433Mhz

受信感度。
145Mhz ー124,5dBm (SINAD)

433Mhz
ー122,8dBm (SINAD)

受信感度スペックシールを添付しました。

上下2段の周波数表示でコンパクトな無線機です。

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