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ペルセウスMS (2022/8/24 23:15:27)
ペルセウス座の MS 、今年も144MHzで参戦。
実は ペルセウス座流星群の144MHz *1 では 一度もQSO成功したことがない。できたのは 冬の ふたご座としぶんぎ座だけ。今年もボウズで終わるのか??
・・と つぶやいてみたが、そのとおり 今年もゼロ交信で終わってしまった。
8月12日の21時頃~8月15日の朝08時過ぎまでのQRVであった。
受信できた局・・ *2
JA0MRW JE3RMQ JR5JEU RN0JJ
JR5JEU と RN0JJは 両局とも 10回以上デコードできているが、完全なQSOには至らなかった。JA0MRWは ちょっと近すぎるかもしれないので 飛行機散乱 の可能性もある。
このほかに 今年は 複数の海外局からも参戦表明があったものの、受信はできなかった。TU guys!
R0CQ UA0LW R0DX BG2KAJ BG5UZW BG7XWF
流星群の活動としては、13日00時頃に ZHR>50 *3 、15日00時過ぎに ZHR<50となったようだ。ピークは13日のお昼前後であったとみられるが、QRV局は 多くはなかったものと思われる。みなさん お墓参り? お盆だし・・(^^;)
さて、ペルセウスMSでの144MHz交信が成立しにくいのは なぜか??
うーん・・ なぜでしょう??
時季的にダクトが発生しやすく、それによる屈折のため
MSのおこる地上100kmの領域まで電波が到達しにくくなっている?
無理に高角度で打ち上げられた電波は 当然ながら
MS領域を突き抜けて宇宙へ・・
MS | 極大 | 利用可能期間 | MaxZHR | |
しぶんぎ座 | 1/4頃 | ±1日 | 100 | 144MHzでのQSO実績あり |
4月こと座 | 4/23頃 | 1日 | 20 | |
みずがめ座η | 5/6頃 | ±4日 | 60 | |
みずがめ座δ *4 | 7/30頃 | ±6日 | 100 | |
ペルセウス座 | 8/13頃 | ±2日 | 100 | |
オリオン座 | 10/22頃 | ±2日 | 20 | |
ふたご座 | 12/14頃 | -3日+1日 | 150 | 144でロシアとのQSO実績あり |
セカント法則もあるから、144でのMSは Esと同様に低仰角への放射が有効で、距離は少なくとも 1000km程度離れているべき?
もちろん流星の放射点は追跡可能だけれど、どの方向に流れるかは まったく判らない。 *5
てことは、無指向性の低打ち上げ角・・ただし あまり低すぎてもダメ? いわゆる 2段GP(コリニア)みたいなのが いいんですかね?? 無指向性だと S/N比的に心配・・
Comments(2)
*1 ペルセウス座流星群は時季的に 50MHzでは弱いEsとの区別が困難であるため 144でのQRVとしている。144.440MHz MSK144 T/R:15秒 Sh-ON
*2 このほか 秋田県内ローカルの JI7LRL JH7VTE。非MSでの受信。
*3 50MHzでは ZHR> 20でQSO可能だが、144では 50を超えないと難しい。
*4 実際は みずがめ座δとι、やぎ座などの複合群。(分離困難)
*5 あれ? もしかして 流れる方向は 関係ないのかな?