無線ブログ集
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真空管無線機の送信前の儀式はマニア心をくすぐります (2022/9/13 1:08:58)
各局様、こんばんわ〜
JI2OEY ひろでございます
ブロ友の皆さま方におかれましては 薄々気が付かれてる かと思いますが、わたくし 無線機 が大好きです
アマチュア無線って、他の人と 交信する趣味 と思われている方が大半だと思いますが、わたしのように 無線機を愛でる 事(笑)が趣味 だとおっしゃっる局長さんもまぁまぁ多いのではと思っています。
下写真の上2冊
JI2OEYの免許が切れていた時期(今から20年くらい前)に買った書籍です。
免許切れてましたので、もちろん交信はしてませんでしたが、無線機のメンテナンス等は趣味として継続して行なっておりました。
今日の記事のタイトル
へたな翻訳サイトで翻訳された変な日本語のようですが
真空管無線機の送信前の儀式を紹介したいと思います。
真空管無線機を愛でましょう という記事です
真空管無線機を使用された事のある局長さんであればもちろんご存じの事ではありますが、真空管無線機のフロントパネルを見ると、トランジスタの無線機には無いツマミやスイッチがあります。
TRIOのTS-530Sです。
右上にLOAD、PLATE、DRIVEの各ツマミがあります。
右下にはHEATERスイッチもありますね。
また、左下のMODE切り替えロータリースイッチにはTUNEというモードがあります。
真空管無線機は、これらのツマミ、スイッチを使った送信前の 儀式 が必要なのです。
また、この 儀式 こそが 真空管無線機を駆っている という気にさせるのです。
マニアの心 を くすぐる わけです
まずは、各ツマミやスイッチを取扱説明書したがい送信予備セッティングにします。
DRIVEは真ん中
PLATEは希望する周波数付近
LOADは一番左
BANDは希望する周波数
METERはIP
MODEはTUNE
(TUNEモードは送信出力が10W程度となります)
スタンバイスイッチはREC(受信)
アンテナ端子にはダミーロードを繋げてください。
セッティングができたら、いよいよHEATERスイッチをONにします。
これでファイナル段、ドライブ段全ての真空管のヒーターが灯ります。
真空管が暖まるまで1分ほど待った後にスタンバイスイッチをSEND(送信)にします。
IP(プレート電流)が60mAとなるように背面パネルにあるBAISツマミを調整します。
終わったらスタンバイスイッチをRECに戻します。
取説には、1分以上の連続送信をしない事の注意書きがあります。
今度はMETERをALCにします。
スタンバイスイッチをSENDにして、
ALCメーターが最大となるようにDRIVEツマミを調整します。
左側にある小さなCARツマミでALCの範囲内に収まるように調整します。
できたら再びスタンバイスイッチをRECにします。
METERスイッチをRFにします。
スタンバイスイッチをSENDにして、
メーターが最大となるようPLATEツマミを調整します。
こんな感じになると思います。
ちなみに送信出力はTUNEモードなので約10Wです。
調整が終わったらスタンバイスイッチはRECに戻します。
今度は、MODEをCWへ切り替えます。
スタンバイスイッチをSENDにします。
TUNEと違い送信出力が100Wとなりますので、注意してください。
RFが最大となるようにPLATEツマミとLOADツマミを素早く交互に調整します。
念のためパワー計でも出力値の確認を行います。
同じバンド内でも、運用周波数が変わるたびこの調整が必要となります。
真空管無線機の儀式
以上となりますが、いかがでしたでしょうか
マニア心反応しましたかね