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PDトリガーで電圧を切り替える (2022/9/14 6:20:19)
PD対応 TYPE C USBモバイルバッテリー
これを普通につないでも5.1Vしか出力してくれません。PDとはパワーデリバリーと言う意味。リクエストに応じた電圧で供給しますよ、と言うものです。
製品によって出せる電圧は決まっているのでそれ以外の電圧は出ません。多くの製品は、9 15 20Vは出せるものが多く、ものによってはさらに12Vが出せるものがあるようです。買う時はよく調べてくださいね。
FT-817 FT-818 IC-705 でフルパワー出したいときは15Vをリクエストします。
このリクエストをする機能は供給をを受ける機器が持っているのですが、無線機にはそんな機能はありませんね。だいたいUSB-C端子がありません。(次世代からそうなるかも。)そこでどうするかと言うとリクエスト機能のチップが入った専用のコードを使うんです。安いパーツで自作も出来るそうですが、買ってしまうのが楽チンですね。電源系は丈夫である必要もありますし。
写真右下のコードは15Vのリクエスト機能の入った電源コードです。某無線機屋さんのオリジナル。これを使うとあら不思議、15Vがもらえるのです。
電圧が赤く表示されているやつは、買ったばかりのもの。電圧と電流の表示が出来るUSBテスターのように見えますがそれだけではありません。これはPDトリガーと言って、このPDモバイルバッテリーが出せる電圧をボタン操作で切り替える事が出来るものです。世の中こんなものがあるんですね。
IC-705とつないでいるコードはセットでついてきました。写真の通り問題なく使えました。FT-817につなぐには変換が必要ですね。
Amazonで注文しましたが中国から?届きました。(しかも組立キットが)
最初からこのPDトリガー買えば良かったかもしれませんが、これ、つないだまま電圧変えられる。それはそれで便利なのですが、弱い相手にうっかり20Vかけてしまう誤爆をやってしまう可能性もあるので気をつけて。モバイルバッテリーも60WTYPEなら20Vで3Aも流せちゃいますから結構な大電流です(ノートパソコン等を充電するためのものなので)。
PDモバイルバッテリー、今や移動運用のバッテリーの定番になってきましたね。変圧していたり、ノイズが出たりとそれなりにデメリットはあるでしょうが、それ以上に便利。小型、軽量、使い勝手、スタイリッシュ。メジャーの世界が動くとこんなに進歩するんですね。
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