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アイコムからマリン機のIC-M94DJとIC-M330Jが出荷開始 (2022/9/27 13:37:20)
先日にアイコムから発表があった国際VHF用無線機(通称:マリン機)の2機種が販売店に出荷を開始し始めたようです。
ハンディー機のIC-M94DJはDSC機能と、簡易型となっていますがAIS受信機能も搭載しています。
そして据え置き型となるIC-M330Jとなっています。
2機種の特徴
●IC-M94DJ
ハンディータイプとなるIC-M94DJの特徴は、なんと言っても、ハンディータイプでは世界で初めて(アイコム調べ)簡易AIS受信機能とDSC機能を搭載した画期的なマリン機です。
船舶の事故をきっかけに話題になっているAIS機能が搭載されています。
受信のみで「簡易AIS機能」となっていますが、周囲の船舶の動きをリアルタイムに把握することが出来る機能です。
また、緊急時に遭難信号を発信できるDSC機能を扱いやすいハンディータイプの無線機1台に搭載しました。
そのほか、あらかじめ登録した場所や落水者の位置に内蔵GPSで案内するナビゲーション機能、騒音に負けない1500mWの大音量、無線機が水面に浮いて光るFloat’n
Flash機能などの多彩な機能が、未然の事故防止や万一の事態への対処をサポートします。
販売価格:オープン
出力:5W
●世界初、簡易AIS受信機能とDSC機能を両方搭載した携帯型
●GPS受信機を搭載し、簡易ナビゲーションや落水時のMOB機能を実現
●聞き取りやすい約1500mWの大音量
●大容量のバッテリーパックで長時間運用を実現
●万が一水中に落としても、浮いて光るFloat’n Flash(R)機能
●水濡れにも安心。 IPX7(※1)の防水性能
・この無線機を使用するには、第三級海上特殊無線技士以上の資格を保有し、無線局(特定船舶局)の免許が必要です。
・DSC機能の使用には、第二級海上特殊無線技士以上の資格が必要です。
緊急時や遭難時には、IC-M94DJ背面のDISTRESSボタンからDistressコール(遭難信号)を送信し、付近の船舶局や海岸局に遭難している旨や自船の位置情報を自動的に知らせることができます。
浸水や火災、バッテリートラブルなど、据置型の国際VHFの無線機が使用できない状況下において、ハンディータイプであるIC-M94DJが活躍します。
また、DSC機能を利用した位置情報の要求/受信、個別/グループ/一斉呼び出しなどが可能です。
●IC-M330J
IC-M330Jは、DSC機能を搭載した据置型のマリン機です。
コンパクトボディ(156.5(W)× 66.5(H)×
88.2(D))は、アイコムのマリン機の中でも最小のサイズに仕上がっていますので、設置場所が限られる小型船舶にも設置の自由度が高くなるように配慮されています。
また、DSC機能によりボタンを押すだけで緊急時に遭難信号を発信し、救助を求めることができます。
マリン機はアマチュア無線機と違い、無線機の使い方に慣れていない方も多いので、初めて使う方にも分かりやすいシンプルなユーザーインターフェースや、コンパクトサイズでも周囲の騒音にも負けない約4.5Wの大音量(外部スピーカー接続時)水濡れにも安心なIPX7の防水性能などが特長です。
販売価格:オープン
出力:25W
●幅156.5mm、高さ66.5mm、奥行き88.2mmの省スペース、超コンパクトボディ
●航行の安心・安全をサポートするDSC機能搭載
●水濡れにも安心。 IPX7の防水性能(※1)
●分かりやすいユーザーインターフェースで直感的な操作を実現
●約4.5Wの大音量、高音質なオーディオを実現(※2)
●スピーカーグリル内の水滴を吹き飛ばし、クリアな音声を確保するアクアクェイク(R)機能
・この無線機を使用するには、第二級海上特殊無線技士以上の資格を保有し、無線局(特定船舶局)の免許が必要です。
(※1) 水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分放置したのちに取り出して、正常に動作すること。
(※2)外部スピーカー接続時
▲オプションで、簡易型AISトランスポンダーも用意されている。
どこで買える?
今回ご紹介しています、IC-M330JとIC-M94DJですが、購入する場合はどこに行けばいいのでしょうか?
最近便利なのはなんと言ってもインターネット通販です。
無線機を単純に購入するだけであればネット通販で対応できますが、免許申請などは全て自分で行う必要があります。(別途有料で免許申請までフォローしている業者もあります)
またアマチュア無線機を扱っている販売店でも、アイコムの業務用無線機を扱っている販売店があります。
アマチュア無線開局者でも、総合通信局などへの免許などの申請はやっかいなもの。
そこで、無線機の購入から、各種申請まで任せられるのが業務機を扱っている専門店の利用です。
もちろん、申請手続きを販売店に任せるためには追加料金が発生することは容易に想像できますが、最短期間で対応できる可能性も高いのです。
専門店がどこにあるか分からない場合は、マリーナや漁協に聞いてみましょう。
マリーナや漁協であれば、出入りの国際VHFの業務機を扱った業者を紹介してくれる可能性があります。
またマリーナや漁協の他には、船のメンテを行っている業者などがあります。
海外仕様の無線機は国内の「技適」を取得していないなどの理由で、免許申請できない無線機がありますので「型番が同じだから」ということだけで容易に、それらの無線機を購入しないことをお勧めします。(実際には海外仕様と国内仕様で微妙に型番が異なります)
日本国内で使用する国内仕様の無線機は、日本国内の信用ある業者から購入しましょう。
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