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【DJデミオ】タイヤ交換 LeMans V → BluEarth-GT (2022/10/8 21:19:31)
■早いけど、早くない?
既に10万kmを越えた我が家の足の1台、DJ5FSデミオ。ガソリン価格高騰の中、ディーゼルかつ省燃費は助かっています。
明らかにアルファードHVよりも乗る頻度が高くなっているのはもちろん、ゲリラ豪雨等の頻度も高くなっており、タイヤに頼る必要性は増しています。
前回交換したのは2018年3月、41,000kmのタイミングで、純正のTOYO R39からDUNLOPのLeMans Vに交換しています。
もちろん、スリップサインはまだ出ておらず。 これでも走行距離は驚きの61,000km!
残り溝としても、十分量は残ってます。でも、交換しちゃいます。
上記のトレッド面を見るとわかりますが、摩耗してきても排水性低下につながらない設計がされているのが分かります。この溝は単に最初から深くしてしまうと、剛性低下やドライ性能が落ちてしまいます。
その点に関し、 LeMans Vは良く設計されたタイヤ であるとも言えます。
■次のタイヤは何にするか?
以前の記事でも書いていますが、タイヤ選びは重要な反面、非常に難しく、抽象的な口コミはアテにならないところがあります。
そんなこともあり、各メーカーの「フラッグシップモデルを選ぶ」と言うのは、割りとオススメな方法だったりします。
で、今回はDUNLOPからYOKOHAMAへメーカー変更をしてみる事にしました。
理由は前述のゲリラ豪雨を含むウェット性能を優先したからです。
ウェット性能と燃費性能(業界では低コロとも言います)を両立するには、タイヤに配合するコンパウンド
(シリカ)が重要です。このシリカは単純に混ざらないのですが、YOKOHAMAはポリマーとカップリング剤をうまく作り込んでいるようで、ウェット性能が高いのが特徴です。
次にどのシリーズにするか?ですが、フラッグシップのADVAN dBは残念ながらサイズラインナップが無く、1つ下のBluEarth-GTにすることにしました。
トレッド面は、気柱共鳴音を対策するために、かなり独特なパターンとなってます。更に、ウェット性能を確保すべくLeMans Vよりもストレートグルーブ(メインの深溝)に幅があります。
■1st インプレッション
・直安
LeMansと比較しショルダーが丸いせいか、轍に取られづらい印象です。また、ブレーキングで本当に停車する瞬間の感触が大きく変化しました。
サイドウォールが丸い印象のタイヤではありますが、剛性が高いのかもしれません。
・操舵
本当はスリップアングルの話を踏まえて語りたいのですが、この辺りはちょっと難しい話になりますので割愛します。ただ、サイドウォールの剛性の特性はLeMansとはかなり違う様で、レスポンスは良く、背反になりがちな突き上げ間は無い印象です。
この辺りは、荒れているワインディング=いろは坂辺りを走って評価すると良さそうです。
・静粛性
LeMansの特徴は、吸音スポンジ。それがなくなる事で空洞共振音が気になるかな?と思っていましたが、聴感上全く遜色ない印象です。
実はスポンジ、要らない?(笑)
▼LeMans V 55km/h
▼GT 55km/h
アプリに移動平均処理があればもう少しきちんと評価出来るのですが、これを見る限りほとんど差異は無いです。
▼LeMans V 助手席床付近
▼GT 助手席床付近
これも、エンジン音なのか、ロードノイズかが上手く分離判断が出来ません。
ただ、たまたまなのか?7kHz付近からの共振が目立つのと、LeMansと比較し共振点が少ないのがGTの特徴の様にも見えます。
・乗り心地
これは正直驚きましたが、一番大きく変化を感じられた点でもあります。
簡単に言えば、「 ショックがヘタったのがよく分かる 様になった」です。
乗り心地はシャシー、足回り、タイヤ、シートで決まります。特にタイヤは路面と最初に接するばね系部品ですので、影響が大きいのは確かです。ここの定数が大きく変化したことで、ショックのヘタリがすごく体感出来る様になったと思われます。
ちなみに、DJデミオは、発売当初から「足回りが良い」との話がたくさんありましたが、実際のところは足はイマイチで、逆にシャシーが実に良く、軽量で剛性が取れていると思います。
という事で、本格的なテストはこれからですが、果たしてどんな結果となるでしょうか?とても楽しみなタイヤであることは確かです。
■メモ
102,056km
・タイヤ4本
・入れ替え工賃
・バランス
・バルブ交換
・窒素充填
・廃タイヤ処分
総額:\59,760