無線ブログ集
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狭帯域ミニホイップ・アンテナ (2022/10/11 23:59:57)
LF/MF受信用のアンテナですが、シールドループとプリアンプの組み合わせにトライしていましたが、思うような結果が出ません。
やはり広帯域には無理があるのかもしれません。
共振回路が無いと上手く行かないような気がしてきました。
それなら、「ミニホイップに共振部をつけたら?」と思いつきました。
LTspiceでこねくり回すと・・・・
面白そうな結果が出ました。
さっそく基板を削って
バリ取り前 (W 70mm, H 20mm)
ドリルホールは0.8mmφ
ブラシレスモーターにしてから落ち着いていましたが、またビビるようになりました。
どこかネジが緩んできたのか?
FETは2SK125を使いましたが、トランジスター・チェッカーでピンを確認したところ、
ソースとドレインが反対に表示されました
TS-930 (TS-940)の、プリアンプでFETが付け間違っていると話題になり、
大OMの「JFETはどっちでもOK」との解説に驚いたことを思い出しました。
ちなみに、このミニホイップは「現物合わせ?」で、向かって左からD-G-SのTS-930方式です。hi
コアは手当たり次第試したところ、FT37 #43と思われる個体が良さそうです。
が、6回では多すぎるし。5回では少なすぎます。
取り敢えず、6回で手を打ちましたが、雨だし、日も暮れそうだし・・・
窓に、貼り付けてみました。
窓際そのものです
この状態で一晩放置したところ
意外に見えていました
周波数を合わせれば、もう少し行けそうです。
さて、どうやって137kHzに合わせようか・・・
しばらく悩みましたが、トロイダルコアを削ってみることにしました。
が、なかなか硬くて、百均のヤスリはすぐに山が減ってしまいました。orz
で、打ち放しコンクリートの床でゴシゴシこすったら、なかなか良い感じでした。
動作中のコアに1 ターンを 通して、MiniVNAで見ています。もう少し削って、少しだけ上げる。
もし、行き過ぎたらコンデンサを抱かせる。と、ドンピシャに合わせられそうです。
ただ、最終調整は少しエージングしてからの方が良いかもしれません。
最初は、アンテナ(プローブ)となる錫メッキ線を外に出しましたが、雨で濡れるとかなり感度が下がる感じです。
インピーダンスが落ちるのかも知れませんね。
と言うわけで、単線の輪を作って瓶の中に入れることにしました。
裏には、防湿防錆用のニスを塗りました。
入力インピーダンスは下げたくない
コイルは交換しやすいように、チョン付けです。
カフェオレのボトルに押し込んで、
こんな感じで突き出しました。
SparkSDRで、一晩受信した結果はこんな感じです。
受信機はHermes Lite 2
少し広いスパンを見たくて、PowerSDRを起動してみました。
日中(15時頃)でも、40kHzと60kHzのJJYはしっかり見えます。
この周波数では、コアのQが低いのかもしれません。
中心を外れるとノイズフロアは低く静かです
今日はこのまま HL2 + PowerSDRにして、複数のWSJT-Xを起動して
WSPR, FST4Wの120、300、900、1800を受信してみます。
それから、後段のバッファはもっとシンプルに出来ないかと思って、ひねくり回していました。
簡単にソースから出力するのでも良さそうです。
バイファイラ・トランスが省けるのは大メリット
次回(475kHz用?)は、こちらを試してみます。