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<待望の「レピータモニター機能」を追加>アイコム、IC-705の新ファームウェア「Version 1.30」を公開 (2022/10/13 18:45:11)
アイコム株式会社は2022年10月13日、HF~430MHz帯ポータブル機「IC-705」の新ファームウェア「Version 1.30 」を同社サイト上で公開した。今回のファームアップ内容は「ハムフェア2022」の同社ブースで発表された、全国のD-STARレピータが付加装置なしで手軽にモニターできる「DVレピータモニター機能」の追加を中心としたもの。なお同時にプログラミングソフトウェア「CS-705」も同機能に対応した新バージョン(Ver.1.20)が公開されている。
「仕様変更のお知らせ」の案内PDFも公開。DVレピータモニター機能の設定や操作方法を案内している
IC-705の新ファームウェア公開は5月20日のVersion1.27以来となる。今回発表された新ファームウェアの内容は次のとおり。なお「DVレピータモニター機能」については、別途「仕様変更のお知らせ」という案内PDFがダウンロードできるようになっている。
●IC-705の新ファームウェア(Version 1.30)
Version 1.27からの変更点:
・DVレピータモニター機能を追加(国内レピータのみ)
・受信履歴ログ、交信ログに受信(送信)経路(RF/ターミナルモード/DVレピータモニター)を追加
・交信録音ファイルのチャンク情報に受信(送信)経路(RF/ターミナルモード/DVレピータモニター)を追加
・以下の画面に受信経路(ターミナルモード/DVレピータモニター)を追加
受信履歴画面
GPSポジション画面(RX)
交信録音のファイル再生画面
交信録音のファイル情報画面
・WLANアクセスポイント一覧から接続済み/保存済みのアクセスポイントを削除できるように改善
・CI-Vコマンド1F01(DV送信コールサイン)を相手局のコールサイン(UR)だけでも設定できるように改善
・その他軽微な変更
IC-705のファームアップは、microSDカードを使用して行うことができる(取扱説明書で確認のこと)。なおファームウェア書き換え後はバージョン情報の数字が次のように表示されるという。
Main CPU:1.30
Sub CPU:1.01
DSP Program:1.12
DSP Data:1.00
FPGA:1.01
DV DSP:1.10
GPS:13196
Bluetooth:1.12
WLAN:2.0.0.0_2.2.0.7_3.17.0.4
また同社は下記事項についても注意を記載している。
・ファームウェア Version 1.26以降が書き込まれている下記シリアル番号の製品では、Version
1.24以前のファームウェアはご使用になれません。ファームウェアを戻した場合は、音声が正常に出力されませんのでご注意ください。
IC-705 #31:31001001~以降
IC-705のDVレピータモニター機能で「ハムフェア臨時430-A」局をモニター中の画面
●プログラミングソフトウェア CS-705の新バージョン(Version 1.20)
Version 1.11からの変更点:
・IC-705ファームウェア Version1.30 に対応
DVレピータモニター機能に関する設定を追加
受信履歴に受信経路情報を追加
・その他、軽微な変更
詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク:
・ファームウェアダウンロード・IC-705(アイコム)
・仕様変更のお知らせ IC-705Version 1.30(アイコム)
・プログラミングソフトウェアダウンロード・CS-705(アイコム)
・DVレピータモニター機能について(ハムフェア2022会場で配布したリーフレットのPDF)