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link JL7KHN/ミヤギKI529のブログ JL7KHN/ミヤギKI529のブログ (2024/10/19 19:05:24)

feed AH-705をIC-705”以外”で使うには (2022/10/24 21:19:21)
■アンテナチューナーAH-705
IC-705と組み合わせて使う事を想定され、コンパクトかつ整合範囲の広いアンテナチューナーのAH-705。
 
特筆するのはとにかく「重量」。
POTAやSOTAのお陰で移動運用に光が当たり、持ち歩いても負担にならない重さはとても魅力的です。
 
 
■魅力をおすそ分け出来ないか?
このAH-705ですが、基本的にIC-705とセットで使う事を想定されています。
ですが、FT-818NDなどを始めとした”出力の比較的低い(≦10W)の自作機などと組み合わせて使えないか?
そんなおすそ分け検証をしてみました。
 
 
■AH-705を騙すには
このアンテナチューナーとIC-705は3.5φステレオプラグで接続します。鍵はここにあります。
 
やり方は単純。
1)リグとAH-705、アンテナを接続する
2)合わせたいバンドに設定し、CW(もしくはRTTYなど)で送信
3)送信状態で、コントロールプラグの2極目とGNDを接続(ショート)すると、チューニングがスタート
4)マッチングが取れてチューナーの動作が停止したら、コントロールプラグのショートを解除
 
 
 
■追加検証
さて、上記でアンテナチューナーを騙す事が出来ましたが、問題はここから。
例えば自作機などと組み合わせたいけど、一体「どのくらいの出力からチューニング動作できるのか?」について実験してみました。
 
やり方は単純。
コントロールプラグはIC-705には 接続せず に、RF出力をどんどん下げていきます。

いろんなバンドを行き来し、チューニング動作が取れなくなったポイントで、RF出力値を測定します。

 

すると、私のIC-705とAH-705では、RF設定値10%~チューニング動作可能となりました。

 
そのときの出力をダミーロードで測定してみます。
 
約1W弱。
30dBmもあれば実力的にチューニング動作(内部でSWR検出)が可能な様です。
(注)とは言え、マッチング時の出力は高い方がしっかり整合が取れる傾向にはありました。
 
あくまでも自己責任ではありますが、AH-705自体もそんなに高額ではなく、また、他社製品と異なりアンテナマストに直接設置することも可能になります。これは移動運用時のポイントにもなります。
 
当然IC-705と組み合わせて使うわけでは無いので、チューンメモリーやバンドを自動追従機能は動作しませんが、チューニング動作自体が十二分に早いので全く苦にならないです。
 
もし、他の機種と組み合わせて使うならば、チューニング用治具(て言ってもチューニングさせる時にショートさせるボタンをつけるだけですが・・・)を自作すると扱いやすくなると思います。
 
 
 
 

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