無線ブログ集
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ICB-680 音が出ない、変調が乗らないとのことです。
状態が良くキレイな無線機です。

パターン、ハンダ不良を点検、あやしい場所は再ハンダしました。

DCジャックを逆接続してしまい、音が出なくなり、変調も乗らなくなったとのことです。
SONYのDCジャックはプラスマイナスの極性が逆になっているため、極性を間違えると壊れてしまいます。
ICB-680には逆接続の保護回路がありません。
オーディオICが破損していたため交換しました。
音声、変調OKです。

DCジャック逆接続の対策をしました。
保護ダイオードにて、もう壊れません。

金属製モールドの水晶発振子に交換しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。

8チャンネルの発振が停止してしまいます。
チャンネルスイッチの不良です。

分解。

接点を洗浄しました。

接点を研磨しました。

接点保護剤を塗布しました。
防錆と潤滑がこれ一本でOKです。

組み立て。
8チャンネルの発振OKです。

PTTスイッチにガリがあります。

洗浄。

接点研磨。
保護剤塗布しました。

組み立て。
PTTのガリOKです。

交換部品です。


測定と調整。
周波数 27,144Mhz

出力 0,5W

スプリアス良好。

受信感度を最大に調整。

受信感度。
ー119,0dBm

アンテナローディングコイルを最大に調整。

キレイな無線機ですので、壊れたときはガッカリしたことと思います。
ICB-680性能は申し分ない無線機ですね。

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