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<▲1,000局/月に迫る勢い、減少数が悪化>総務省が2022年10月末のアマチュア局数を公表、前月より939局少ない37万4,180局 (2022/12/2 18:00:50)
2022年12月1日、総務省は2022年10月末のアマチュア無線局数を公表した。それによると前回の2022年10月末のデータから1か月間で939局減少し、374,180局となった。コロナ禍の影響でお家時間が増えた影響などもあり、緩やかだったアマチュア局の減少スピードだが、▲1,000局/月に迫る勢いに悪化した。
2012年以前は1か月間に1,000局から2,000局単位でアマチュア局が減少。しかし、コロナ禍の影響で生活スタイルが大きく変化。お家時間が増えた影響で、アマチュア局の新規開局やカムバックハムの増加などが功を奏し、鈍化スピードの鈍化傾向が再び現れだしたのだが…
アマチュア局は、1995年3月末に過去最高の136万4,316局を記録したピークから増減を繰り返し、ピーク後に最高となった2016年4月末の43万6,389局から、現在も“ピーク後最低局数”を更新し続けている。ピーク後に最高となった43万6,389局から79か月間で62,209局減少した。
●2022年10月末、アマチュア局の各エリア(管内)局数内訳
・1エリア(関東管内): 110,072局(110,334局)
・2エリア(東海管内): 47,921局(48,044局)
・3エリア(近畿管内): 45,426局(445,521局)
・4アリア(中国管内): 22,546局(22,665局)
・5エリア(四国管内): 17,376局(17,421局)
・6エリア(九州管内): 31,177局(31,213局)
・7エリア(東北管内): 39,113局(39,220局)
・8エリア(北海道管内):34,138局(34,195局)
・9エリア(北陸管内): 8,993局(9,026局)
・0エリア(信越管内): 15,249局(15,302局)
・6エリア(沖縄管内): 2,169局(2,178局)
※カッコ内の数字は2022年9月末の局数を表す
アマチュア局登録の多いエリア順に並べると、1エリア(関東管内)は11万局以上の登録があるが、2番目は2エリア(東海管内)で3位が3エリア(近畿管内)、そして4位には7エリア(東北管内)、5位は8エリア(北海道管内)、6位は6エリア(九州管内)と続く
パーソナル無線局は、沖縄総合通信事務所管内が2020年7月末のデータから0局、北陸総合通信局管内が2020年12月末のデータから0局、四国総合通信局管内が2021年6月末のデータから0局、近畿総合通信局管内が2021年7月末のデータから0局、中国総合通信局管内と北海道総合通信局が2021年8月末のデータから0局、九州総合通信局管内、東北総合通信局管内、信越総合通信局管内が2021年10月末のデータから0局となり、それぞれの管内からパーソナル無線局は消滅。
さらに、2021年11月末の時点では関東総合通信局管内と東海総合通信局管内の各1局が残っていたが、今回のデータでは0局になっている。最後の1局(関東管内)の免許有効期限が昨年(2021年)の12月19日までだったので、12月20日をもって「パーソナル無線」は完全に消滅しまっている。
●関連リンク:
・無線局統計情報(総務省)
・残数6:パーソナル無線(CIC:JJ1WTL 本林氏のブログ)
・Internet
Explorer上でExcelファイルを開いた場合に発生する事象について(総務省)