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ふたご座MS 2022 (2022/12/21 23:32:49)
12月13日夜から15日朝にかけて 50/144MHzで ふたご座 流星散乱通信( MS )にQRV。
今回の ふたご座流星群 では144MHzに集中するつもりだったが うまくいかず、50MHzにQRVして けっこう QSOできてしまった。(^^;)
band/area | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | DX | QSO |
50 | 5 | 3 | 3 | 1 | 2 | 3 | 2 | 2 | 21 |
ただし 国内のみ。すべて 6エレ逆相スタックでの交信である。50MHzでは、ある程度 上に電波を打ち上げた方が効率良く交信できるようだ。
今回は中国の BG7XWFや BG2KAJが参戦を表明してくれていたのだが、残念ながら交信はできなかった。ただし、KAJ局では当方の信号がデコードできたとのこと。このときのアンテナは同相スタック。BG2KAJとの距離は1300km程度で、このくらい離れると同相スタックの低い打ち上げ角が利くようだ。BG7XWFと当方との距離は2100kmを超えるのでMSではキビしいかもしれない。西日本の局であれば十分可能なのではないだろうか。
さて、MSのCQに応答して スムースに 1分でQSOが成立する場合もあるけれど、送信しても それが相手に届くまで数分かかる場合がほとんど。けっきょく応答が無いこともあるので、同じフレームを どこまで(何回)送信すべきか悩ましい。あまりにもしつこいと他局の邪魔になったりするかもしれないし、あきらめる決断も必要だろう。 *1
それから、T/R15秒/10秒混在問題については、まだ解消されていない。今回も当方は一貫して15秒で送信したが、Long Burstのおかげで10秒の局ともいちおう交信できてしまってたりもした。しかし、これはやはりグローバルに15秒統一でいくべきではないか。
144MHzのMSで受信できた局は次のとおり。
JA0MRW JE8DBM JK2VOC JO1LVZ JR5JEU R0CQ RN0JJ UA0LW
ロシア3局はよく入感していた *2 。R0CQとは衛星経由で何度もQSOしているが、MSでは未交信。今度こそできるかな と 思ったのだが、けっきょくできず、144全体でもボウズで終わった。
やはり144MHzは周波数が高い。MSは 超突発的かつ超局地的なEsである。144でもEsは出るが、50MHz以下のような いわゆる『近距離Es』は無い。セカント法則 fmax=fo×secθが効いているのだ。つまり、ある程度離れた局とはQSOできるが、近場との交信は困難なのであろうことは理解できる。 *3
JR5JEUは今回も良く入感していたが、いざ交信・・となると、お互いに RR73を送る局面までは到達できたものの、その RR73が受信できずに終わっている。距離は 1000km弱なのでイケると思ったのだが・・ *4
さてさて、次の流星群は 1月3日~4日頃の しぶんぎ座だ。2020年には 144で 1エリア、9エリアの2局と交信できている *5 ので、期待したい。
Comments(3)
*1 しかし! あきらめたら 30秒後に受信できたりもするんだよな・・(^^;)
*2 RW0LDF UA0DBXのQRVもあったらしい。
*3 欧米では毎回かなり盛況だが、空中線電力(少なくても100W?)の違いがモノを云ってるような気もする・・(^^;)
*4 JR5JEUと RN0JJの交信は成立したようだ。
*5 国内局と144のMSで交信できたのは いまだに この2件のみ。