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TM-732 電源が入らない (2022/12/25 0:46:24)
TM-732 電源が入らないとのことです。
電源が入らない原因は、コントロールの電解コンデンサーからの液漏れで、パターンが損傷しているケースが多いです。
本機は修理された形跡があり、コンデンサーが交換されています。
コンデンサーの液漏れが基板の裏側にまわり、5V電源レギュレーターICが液漏れまみれになってしまいます。
レギュレーターICを取り外しました。
基板がヒドイ状態です。
洗浄してハンダメッキをしました。
レギュレーターICは無事でした。
取付け。
電源が入るようになりました。
バックライトが緑色のLEDに交換されていました。
液晶の表示がオール緑色になってしまいよろしくありません。
白色LEDに交換しました。
液晶パネルの導電ゴムを洗浄しました。
点灯を確認しました。
145Mhz側のファイナル。
ハンダ付けが荒れています。
貫通ピンが未ハンダの場所。
導通はありません。
ファイナルのピン足が短くなっていました。
ピン足を追加しました。
ファイナルを取付けました。
貫通ピンもOKです。
制御ユニット取り外し。
セパレートケーブルコネクター再ハンダしました。
バックアップ電池の電圧、
3,2Vでした。
OKです。
測定と調整。
周波数調整。
出力 145Mhz
規定の50W
出力 433Mhz
規定の35W
スプリアス良好。
145Mhz
スプリアス良好。
433Mhz
受信感度。
145Mhz 受信感度少し低下しています。
ー121,3dBm
145Mhz 受信感度調整。
感度を最大に調整しました。
調整後の受信感度。
145Mhz ー124,2dBm (SINAD)
433Mhz
ー123,5dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付しました。
スケルチが電子式ではくダイヤル式です。
CQを出すときにはスケルチ開の状態かと思います。
必要な方には手放せない無線機ですね。
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