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feed しぶんぎ座MS 2023 (2023/1/8 11:51:20)

正月恒例の しぶんぎ座流星群 流星散乱通信 だが、本年 も ボウズであった。

ふたご座 では 50MHzで多くQSOできたが、今回は 50MHzにはQRVせず、144.440MHzに専念した。

しぶんぎ座の輻射点は 3日の22時~4日の18時には 地平線よりも上にある。 八王子流星電波観望所のWebサイト によると、ピークは 1月4日の14時~15時であったもよう。

当方は、4日の05時40分頃から断続的にCQを出し続けていたが、ピーク時間帯内の 14時40分に次の信号をデコード。

 9.5 1492 JA7KPI JR5JEU +06

これに対し、当方は <JR5JEU JA7KPI> R+03 を送り続けたが *1 、ついに返信は無かった。 *2

スノウ・ノイズや 電柱の放電ノイズもあり *3 、デコードは この一回のみ。これ以外は まったくデコードできなかった。

このしぶんぎ座では 2020年に JA9BOH JR4ENYの2局と 144MHz MSK144でQSOできているが、もしかして このふたつは 流星散乱 ( Meteor Scatter ) ではなく 飛行機散乱 ( Aircraft Scatter ) だった可能性があるのでは?? 両局とも 600km以内に位置する局なのだ。 *4

一方、過去の ふたご座でQSOした UA0LWは 830km、RN0JJは 1350km離れている *5 。MSは 超突発的かつ超局地的な Es であることを鑑みると 9エリアや 1エリアは可能性ゼロではないものの かなり困難なのではないか *6 と思われるのである。


今回、JR5JEU局が当方の信号を受信できたのは 4日の09時頃からである。このことから推測すると、144MHzでQSOするには ZHRで80以上は必要なのではないか。 *7

これを満たすのは、やはり 三大流星群、1月のしぶんぎ座、8月のペルセウス座、12月のふたご座であろう。

次回、ペルセウス座では なんとかQSOしたいものである。また、国内よりも2000km程度までと限られるが DX局の方が可能性があるものと考えられる。ぜひチャレンジしていただければ幸いである。 *8

なお、現在 日本では 法令による運用周波数の縛りがあるため 144.440MHzを使用しているが、近い将来 法令改正により MSK144の世界標準周波数に移行できる可能性がある。


さておき、次の MSは 50MHzでは 4月23日頃のこと座、 144MHzでは ペルセウス・・の前 7月30日頃の みずがめ座等の複合群 *9 だ。よろしくお願いします!


Comments(2)

*1 144.440MHz MSK144 1st T/R15sec Sh-ON

*2 それ以前、JEU局は 当方を 18回以上デコードできていたとのこと。

*3 ひどいときは S9

*4 JR5JEU局は 約970km

*5 ふたご座ではアクティヴだったロシア各局、なぜ 毎年しぶんぎ座では 出てこないのか?? 不思議だ。

*6 セカント法則による。144MHzのEsでは 過去 9エリアや 1エリアとQSOできた実績は皆無。4エリア以南ならば あり得るだろう。

*7 これに対し、50MHzでは ZHR 20程度から QSO可能ではないか。(過去の実績から)

*8 中国各局に期待!!

*9 分離困難な みずがめ座δ やぎ座α みなみのうお座等の複合群で、天文学的には各流星群毎にカウント困難なので余り注目されていないが、ZHR 100に達する場合がある。散在流星もあるでよ。


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