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ICB-770 変調がかからない (2023/1/14 22:03:27)
ICB−770 メンテナンス、マイクの変調がかからないとのことです。
基板パターン、ハンダ不良、部品の状態を点検。
ハンダ不良のあやしい場所は再ハンダしました。
マイクでの変調がかからないとのこと。
マイクユニットを調べます。
マイクユニットを取り外し。
ハンダ処理をやり直しました。
マイクユニットに変調をかけると、オシロスコープで波形が観測されました。
ユニットの異状ではありません。
カールコードが断線しています。
マイナス側に導通がありません。
カールコードに極細の針を刺して断線箇所を調べます。
導通が途切れた場所を開いてみると、緑青が吹くほど腐食していました。
カールコードを切り詰めました。
変調OKです。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ICB-770は金属ケースの水晶が使われています。
チャンネルスイッチにガリがあります。
接点が酸化しています。
アルコール洗浄しました。
接点を研磨しました。
チャンネルスイッチOKです。
PTTスイッチにガリがあります。
アルコール洗浄、接点を研磨しました。
PTTスイッチOKにです。
Sメーター照明をLED化しました。
外部電源プラグの逆接続保護対策をしました。
測定と調整。
周波数27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状況。
受信感度を最大に調整。
受信感度。
ー121,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整。
マイクも復活、ICB-770定評の深い変調がグッドです。
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