無線ブログ集
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SONY ICB-700A リレー式 PTT改造 の実験と研究 成功 (5) (2022/11/17 12:36:29)
令和4年8月13日
今更、CB無線機かと言うと、「アナログ無線機の基板」に触れていると、心地よい。
昨今の無線機のコンピューターの様な 基板を触っても、手も足も出ません し、修理・調整や改造をしてやろうなんて、気が起きません。
SONY ICB-700A 機械式のPTTから 、外部マイクPTTで動作可能かを実験と研究をしてきましたが、
成功いたしました
PTT改造 ついで に、 送信時 に、マイクに取り付けた 赤色のLEDが点灯 するように改造 しましたが、 いいもんです 。
マイクPTTを押す と 赤のLEDが、ペカッ と 点灯 してます。
このICB-700Aは、ケンウッド・アイコム・八重洲等の 無線機の回路と異なって 、 ボディの マイナスアース でありませんでした。
今まで触ってきたリグは、当然にアースは、ボディに落としてましたが、ICB-700Aの独特のボディアースの 極性には、戸惑いました 。
ICB-700Aを、改造したことのある方であれば、お分かりになり、経験されていると思います。
外部スピーカーマイクのPTTで、送受信が出来るように改造。
機械式のPLLユニットを取り外して
これが、基板上に取り付けられている「機械式のPTTユニット」。
基板上の機械式PTTユニットを取り外したスペースに、 リレー を ゴム系の接着剤 で取り付けました 。
リレーに基板回路への配線作業
メーカー オムロン 国産
外国製の同じ型式のリレーがあるから要注意
外国製品には、「OMRON」の社名が無く、見た目は全く同じです。
型式は G6S-2
動作電圧は 12V
動作電圧の種類がありまして、確か 5v 8v 12v 24v等があるので、 リグの電圧に適合したリレーを選択 する事。
1950年代生まれの小生 は、アナログ回路の基板を触っていると、 本当に心地よく 、半田付けも楽しくなりますね。
大昔、50MHz帯で、夜な夜な、AM変調の諸先輩OM方々から、修理ポイント・改造ポイント等々、ワクワクしながら交信をしてました。
あのOM方々の知識と技術力は、どこで身につけたのか、今となっては、分かりません。
基板上 の 機械式PTTパターン を スケッチに書き残します
機械式の送受信回路を理解するために、スケッチにメモを残しました。
このスケッチを参考に、リレーと基板回路をリード線で接続。
リード線の誤配線防止策
各リード線は、全て異なった色で使い分けをすれば、配線間違いを防ぐことが出来ますが、ジャンク箱には、限られた色合いのリード線しかありません。
誤配線防止 のために、手間がかかりますが、 リード線にモールス符号をマジックで印 を書き込みました。
小生は、大昔から、 誤配線からコンデンサーを燃やしたり、コイルが発熱したり、 誤配線の達人 。
この手法は、オートバイや自動車のハーネスにも、使われています。
回路図を見て、作業をすれば良いのですが・・・ 爺様の老眼 は、 細かい回路図を見ても 、 見えない のであります 。
そろそろ 無線機いじりも 引退か・・・・
リレーの接続を終えて、動作点検
アイコムのハンド・スピーカーマイクを使って、動作確認をすると
ありゃ・・・
ハンドマイクのPTTを押しても 、リレーが動作しません 。
配線を間違ってしまったかなぁ・・・・・
改造研究と実験をしているつもりですが、 破壊に向かっているのか 、わからなくなってきました。
別のマイクと交換をしても、動作しません。
気を取り直して・・・・・
PTTでは動作しない リレーに、 強制的 に DC12Vを加えて 動作 させて、様子を見て見ました。
送信は出来ましたが・・・・
ありゃ 無変調だ・・・・
配線の間違いはないはず・・・
なぜ 無変調なのかぁ
ネットからダウンロードしたサービスマニュアルの回路図
ありゃ・・ なんで
サービスマニュアルを何度も眺めてみても、 改造しているんだから、 サービスマニュアルに記載されてませんよね。 大笑い
気を取り直して・・・
アイコムのハンドマイクを、ICB-700A用に、改造した時のスケッチです。
自分で描いた物なのに、ラインの引き間違いをしてまね。
原因は、 実験に使った ハンドスピーカーマイクは、 コンデンサーマイクが使われ ていました。
ICB-700Aは、ダイナミックマイク ということに、気がついた 。
これに気がつくまで、なんと無駄な時間を使ってしまった。
クロスワードパズルの問題を解くように 、悩みながら、画像のように、ICB-700A用に配線を組み直しました。
ICB-700A対応のスピーカーマイク回路の改造
回路図から、頭の中でイメージをした配線を、実体図に書き表して、基本配線の見直しをしました。
こうでもしなきゃ、解決できません。
小生の未熟な技術力・・・
回路図 ・・・を読んでも、 理解できず。
小生が スケッチをした、配線 を読んでも、 理解できず。
アイコムのマイクとSONY ICB-700AのPTT回路、マイク回路が理解できず、半日以上も四苦八苦。
頭の中で描いた回路が、短時間に消失してしまったり、「あれぇ・・どうだったかなあ」と。
爺様の脳みそ思考回路 は、すっかりボケてしまってます。
1950年代生まれの小生は、脳細胞における思考回路と想像回路等のイメージ保持回路がボケてきました。
思考回路のボケ具合に、がっかりしながら、ICB-700Aのオリジナルマイクを分解して、ダイナミックマイクを取り出して、アイコムのマイクへ組み込みました。 。
再び、強制的にリレーを動作 させて、 変調を確認・・・・ 今度は、 綺麗な変調が確認 できた 。
スピーカーマイクのトラブルを解決しましたが、 次の問題箇所・・ リレーが動作しない原因は、未解決
マイクのPTTを押せば、リレーに12Vが加わり、動作するはずなのに まったま無反応。
どうして なぜ
原因は
ICB700Aに、そのままアイコムのハンドマイクを接続させても、 回路が異なる部分 があり、原因に気がつくまで、クロスワードパズルを解いている感じでした 。
通常の無線機は、 ボディがアース になっていますが、 ここで、思い違い、勘違いをしてました。
ICB-700Aのボディにリレーのマイナスを落としても 、 電気的に絶縁状態 だったんです。
ICB-700Aの特殊な電気構造は、 勘違い 、 思い違い の連続です。
昭和20年代生まれの小生の ボケの始まりかぁと、心配もしてしまいました。
改造防止対策の 封印
この「SONY」 封印を剥がさずに、 本体を分解してしまいました。
さて、研究と実験は続きます。
色々と、つまづきながら、リレーの動作も、 基板上の独立したマイナス回路へと接続 させて、異常なく、変調もメリット5
リレーの動作音は、・・・・聞き取れないほど、静かです。
FT-101などに使われていたリレーは、 ガチャ・ガシャと機械音が鳴り響い てましたが、このリレーは、静かです。
アマチュア無線機用として、改造実験研究は、完成です。
マイクジャックは、 口径 2.5mm ステレオタイプ。
送信は、基板上の短縮 ローディング・コイルの手前の回路から 、1.5D-2Vを使って、ダミーロードへ接続させました。
マイクフック
オリジナルマイクを取り外して分解してしまったので、マイクフック部を、ハンドマイクのフックとして、利用しました。
美品状態のマイクは、廃棄処分予定です。
出品するのに、手間がかかるでしょ
外部マイク・・・とても良い感じです。
マイクに 赤色LED を取り付けました
このマイクには、 送信時に ペカッと点灯する LEDが付いていなかった ので、マイク本体に電気ドリルとリマを使って、穴を開けて、LEDを差し込みました。
送信時 に、 赤色に発光 するように、 PTTスイッチ端子 と マイナス端子の間 に、 赤色LED を挟み込みました。
マイクのPTTを押すと、送信状態と同時に 赤色LEDが点灯 。
LEDは、本体にも付けようとしましたが、老眼で、ショボショボと眼球が重くなり、後日にします。
送信時 に赤色のLEDが 点灯 するのは、 なかなか良い感じです 。
本体の機械式PTT押しボタン は、機械的に取り外しているので、押しても、反応しません。
指で押しても、ペコペコと押し下がるだけです。
メーターの照明ランプ・・・・
アナログのパイロットランプの温かみを、このまま残しました。
SONY ICB-700A の 実験・研究が成功 いたしました。
28MHz帯へのアマチュア無線機として、明るい見通しがつきました。
SONY ICB-700A
機械式PTT から 電気式リレー に 改造が出来ました。
リレーを3個使っていることから、送信時の消費電流は大きくなってます。
ポータブル運用をする時は、予備電池が必要ですね
令和4年8月27日
下記画像のICB-700Aは、先日まで、外部スピーカーマイクのPTT操作で、送受信の切り替え改造実験をしていたものです。
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