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SONY ICB-650 スピーカーから音が出ない (2022/12/11 22:02:30)
令和4年7月16日 土曜日
ヤフオクで落札した 不動 ICB-650 2台。
不動箇所の確認
2台共に、スピーカーから音が出ないが、 イヤホンでの音(受信音)は、確認できる。
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故障の原因箇所 、 結論から・・・
2台共に、スピーカーコイルが断線してました。
ヤフオクで出品者が2台、通電は確認済み、動作未確認と説明されていた品物を落札をいたしました。
2台共に、スピーカーコイルが断線しているとは、 偶然の故障 なのか、それとも リコール並みの貧弱部品 なのか、いずれにしても同時故障。
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以下は、故障箇所を特定と修理記事です。
本体内部から、それぞれ基板をむき出しにして点検。
画像左側 の動作点検
スピーカーから全く音が出ないが、 イヤホンを差し込むと、受信音が聞こえる。
更に、動作確認作業中に、 低周波電力増幅用のゲルマニューム2SB324(2個)とトランスが、 素手では触ることが出来ないほど 高温に発熱 して来たので、 動作確認を直ちに中止をした。
原因は、今現在 不明。
画像右側 の動作確認
周波数2チャンネル共に、送信が出来るが、この筐体も、 スピーカーから音が出ない症状。
イヤホンを差し込むと、受信音声が確認できる。
スピーカーから音が出ない原因を解明中
ゲルマニューム の 2SB324 が経年劣化で逝ってしまい、増幅をしていないのでは無いかと推測
まさか、スピーカーのコイルが断線してるとは、想像もしていなかったので、あれやこれやと、原因を考察。
そして、ゲルマニュームが逝ってるかもしれない、だから、増幅が出来ずに、スピーカーを鳴らす馬力が無いのかと点検
コレクションのICB-700Aの回路図 から、ヒントは無いか眺めていると・・・
SONY製品だから、ICB-650と回路が似ている・・・・・・
ジャンクのICB-700Aの基板
この部品取り基板から、必要パーツを移植しましょう
ICB-700Aの 増幅のゲルマニューム・トランジスター
この 2SB495 を、摘出して ICB-650 に、移植 することに決定
ICB-650・・・・2SB324
ICB-700A・・・ 2SB495
型式は異なりますが、低周波増幅(1W〜2W )PAトランジスター ダメ元で、移植をします
移植手術開始
摘出 いたしました。
これをICB-650に移植します。
移植中
強い老眼鏡を使っての作業 ですが・・・・、 老眼で・・・・手元が、よく見えない・・・ 老眼は、辛い
移植完了、 ボディを取り付けました
移植をして、動作確認をした結果 移植前と変化無し、 スピーカーからは、音が出ません。
イヤホンからは、元気よく、音が流れてます
老眼鏡を使いなが、細かい基盤を見るのは、苦しいから・・・早めに作業を終えよう
スピーカー回路の前段に、 1w〜2w程度の アンプを入れて、強制的にスピーカーを鳴らしてみようか・・・・
次は、スピーカーが鳴らない原因は、電解コンデンサーかなぁ
<参考事例>
コレクションのTS-690が、 突然 音が出なくなって、リペアした時は、
基板上のコンデンサーが逝ってしまった時は、音か全く聞こえませんでした。
コンデンサーを交換したら、元気よく、スピーカーからもヘッドホンからも、音が流れました。
こんな部品が壊れてしまうと、完全に音が出ません。
バンクして、完全に逝ってしまったコンデンサー
コンデンサーの交換で治りました。
ICB-650も コンデンサーなのかなぁ
イヤホンからは聞こえて、スピーカーから音が出ない・・・ 増幅用のトランジスターが原因 かと思ったんですが、他に原因があるようです。
しかし この細かい基板には、老眼鏡では 厳しすぎる
昭和20年代生まれの小生は、10歳の頃から、こんな事をして、遊んでました。
令和4年7月17日
「スピーカーから音が出ない」原因 判明
スピーカー本体のトラブルを疑って、 回路から取り外して テスターを当てると、 コイル が 断線 してました。
問題の解決まで、えらく遠回りをして来てしまいました
もう一台のICB-650 (部品取り機)から、スピーカーを取り外して点検すると、これも、 スピーカーコイルが断線 していて、音が鳴りません。
SONYタイマー発動なのかなぁ
こんなことって、珍しい 2台共に、スピーカーコイルの断線トラブル 。
スピーカーコイルが断線するなんて、どんな使い方をしていたんだろうか。
音量を常時、MAX 最大にして使っていたんだろうか・・・・
ジャンク箱に幾つか、スピーカーが有るはずなので、ガサガサと捜索して、オリジナルスピーカーよりも、 少し大きめのスピーカーがありました。
このスピーカーを、本体に入れ込み動作確認すると、元気よくスピーカーから「ガァ〜、ガァ〜」と、A3特有の雑音が流れてます。
インピーダンス が 63Ω の スピーカー ですが、とりあえずは、 音が出ていた方が、作業するにも、安心感があります。
一回り大きいスピーカーですから 、端っこをプライヤーを使って、強引に折り曲げ、本体内部に、強引に押し込み、取り付けました。
スピーカーから、音が鳴りました。
しかし、ひどい音だ。
送信試験
CH-1------- 送信 周波数---------- 26.958 MHz
CH-1------- 受信 周波数----------26.968MHz
CH-2------- 送信 周波数----------26.976MHz
CH-2------- 受信 周波数----------26.976MHz
2チャンネルは、コイルを回して、送受信共に、なんとか実用レベルに調整完了
1チャンネルの 送信周波数の ずっこけ方が、酷い。
受信は、無調整でも、使えそうだ。
プラスチック筐体の水晶発振子は、水晶発振子の製作会社に製作を依頼して、金属製の物と交換予定を検討中ですが・・・・・・、こんなビンテージなものに、金を掛けてリペアをする価値はあるのかぁ
小生、 間も無く 70歳 60数年もの大昔から、電気工作が道楽であります
ズッコケた周波数をリペアしたブログは下記へ
http://blog.livedoor.jp/ja1ggq-ja1ggq/archives/86524305.html
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