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FT-280 の メンテナンス SSB周波数ずれ修正 (2022/8/22 19:14:54)
令和4年7月6日
コレクションのFT-280
10数年振りに、動作確認 をすると、送受信の切り替え リレーの接点不良 が起きてる
ナノカーボンを使って、接点磨きで改善。
SSB MODEで、 周波数が プラス約 6Hz もズッコケてる・・・。
このままでは、使い物になりません
FM mode の周波数は、 調整の必要は無い
基盤回路の状態を目視点検
経年劣化してますが、このFT-280 FT-680 FT-780シリーズは、頑丈。
周波数の補正手順
かなり荒っぽい調整方法です。
(1) 本体にダミーロードを接続します。
(2) 本体を30分程、電源を入れたまま、エージングします。
周波数の表示 144.000,00MHzにします。
調整ポイントは・・・・TC3002 と TC3003
基本 ディスプレーの周波数は
144.000,00 に必ずセット。
ステップ切替 モードスイッチは・・・・・S
IC-706を周波数カウンターとして活用します
USB MODE にセットし、送信状態にして、「あ〜」とか「う〜」とか言いながら、 TC3002 と TC3003 を交互に回しながら・・・
IC-706 の スピーカーから、 FT-280の信号がQSY してくるのを待ち続けます。
TC3002とTC3003を交互に少しずつ、回していくと、 IC-706 のスピーカーから、情けない信号が、徐々に近づいて来るのがわかります
自分の音声の 音調の具合を見ながら 、 TC3002 と TC3003 を微調整。
L SB MODE にセットし、 同じ 操作を 続けます
こんな作業を根気よく続けると、周波数がピタリ鳴き合わせをさせてます。
TC-3002
トリマーの下側の クリスタル・・・・に、指を触れると、周波数が不安定に・・・・
基盤の足を再ハンダ・・・・して見ましょう
TC3002の トリマーを回すと・・・ガリマー になってる
周波数は、CW / USB - LSB mode ほぼ 完璧にノーマルに戻りました。
昭和生まれの小生の、アナログ式無線機のリペア作業でした。
真似される方など いないと思いますが、自己責任で実験・研究をしてください
作業終えて、エージング中。
我が家の無線機は、後期高齢機種ばかりです、なんとか・・・かんとか、自力でリペア出来ますが、
最新のリグは、手も足も出ません。
これから、144MHzの CW と SSB に QRV して来ます。
こんな時ぐらいしか、電波を出すことがありません
誰か、居てくれると、嬉しいんですがね
誰も、144MHz CW SSB・・・・、コールバックがありません
QRVをしている局が 居ませんでした
令和4年7月8日
シールドケースを被せ、筐体を取り付けで、試験送信・・・ ありゃ ありゃ 送信も受信 NG
測定機など一切、処分してしまい、信号を追い回す事が出来ない。
昭和生まれの小生・・・老眼鏡と天眼鏡を使いまわして・・・・
再び、バラバラに、下記回路図の 赤枠部分に触れると発振が止まる ようだ、 PLL回路図から、怪しい箇所を見つけました。
怪しい・・・・部品・・・・C30 と C31 の セラミックコンデンサー
の挙動がおかしい・・・・
クリスタルの金属部分とその周辺に触れると、 発振が止まったり 、 周波数がQRH と動作が不安定になる。
コンデンサーが劣化してるのかなぁ
47pF・・・・・ ジャンク箱をガサッて見ましたが、 無い。
ヤフーショップに10個 一山 オーダーしました。
ネット記事で「古い無線機の全てのコンデンサーを、交換しました」等の記事を読んだことがありますが、・・・・
70歳になる小生は、集中力が途中で失せてしまいます。
傷んでいるコンデンサーだけを、見つけ出して、交換ならば・・・・なんとか。
劣化が目立つ半田・・・・怪しい箇所を補修しました。
怪しい半田の補修をしたところ、QRHが止まりました。
止まっているようですが、やはり、コンデンサーを交換します
OUTPUT VR2002 - VR2003
このVRを調整 することで、 送信出力の加減 が出来ますが・・・・むやみやたらに回して、送信出力を上げて、 パワーが出たと喜んでいると、ファイナルを壊し、痛い目にあいます 。
このFT-280機種は、免許を受け、 マキ電気の1200トランスバーター と接続させて
これも、30年以上ものコレクションであります
1200MHz オールモードにQRV。
1200MHz帯 で CW / SSB MODEでのQSOは、 残念なことに、1局も交信履歴がありません 。
原因は、私自身のアクティビティーが、全く無いからです。
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