無線ブログ集
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IC-μ3 送信出力が、数ミリW パワー調整 (2022/10/12 12:57:50)
令和3年4月30日
コレクションのIC-μ3 定期健康診断
パワー計にダミーロードに接続して、周波数カウンターで送信周波数の計測、概ね良好・・
しかし、重大な症状を発症してます。
なんと、 送信出力が出てない
Hi ポジション・・・・1.5W のところ 0.2W弱
Loポジション・・・・0.1W のところ 0.1W以下
まるで、電波が出てない
息、絶え絶えの心筋梗塞状態になってます。
前回、リチウムバッテリーを交換した時には、気が付きませんでした。
昔 むかし 大昔の 30年程の前の備忘録・・・・
IC-μ3 の メンテナンス備忘録 を書棚から やっと見つけてきました。
小生オリジナルのメンテナンス・備忘録
この備忘録を見ながら、送信のパワー出力調整をすることにしました。
はじめに・・・
本体に、パワー計とダミーロードを接続させて、 Hi ポジション で、送信状態にしながら
トリマーを回すと 、
パワー計の針 が、 自動車のワイパーの様 に 左右に激しく振れ だしました。
トリマーが ガリマー 状態になってる
3個のトリマーを、それぞれ、ゆっくり、左右にクリクリをと回すと、ガリマー状態から回復しました。
ガリマー状態が消退したので、 再度、 3個のトリマーを回しながら 、 送信出力をピーク にしました。
IC-μ3 そろそろ、この個体も限界かなあ ・・・・
Hi ポジションの トリマー調整
最大で2.8W の出力が出ますが、老朽化を考慮して
2.5W → 2.2W → 2.0W → 1.5W→ 1.0W ・・・1.5W
と 3個のトリマーとVRを再調整し 1.5W に設定
Lo ポジションの VR 調整
VRは、ガリュームになっていませんでした。
VRを左右に回して、
0.0Wから 最大で 0.9W の範囲で調整可能・・・・
取扱説明書では 0.1W ですが・・
可変抵抗のVRを回して
0.5Wに設定
備忘録って、大切ですよね。
27.8年から35年前頃に記録した備忘録です
その頃、50MHz帯で夜な夜な、無線機のトラブル調整要領やら、送信拡張・受信拡張等々の改造要領やら変調の調整要領等々の経験値だけでの、不安要素が残る・・・
技術的な会話が飛び交ってましたね
まさか、私の備忘録を見て、調整する人などいないと思いますが、トリマーを回す時は、金属のドライバーは、厳禁ですよ。
高周波的にも、電気的にも、絶縁体を使いましょう。
急遽 自作した 絶縁体のマイナスドライバーです。
スポンジ付きの「 口腔ケアー用品 」を使いました。
スポンジ付きの「口腔ケアー用品」 アマゾンでも売ってます
これは、無線機器のメンテナンスをする時は、非常に便利です。
自作要領 は、「口腔ケアー用品」のステックの 先端 を
カッターナイフで削り 、マイナスドライバーにいたしました。
道具がなければ、身近なところに、必ず代用品が有るもんだ
送信出力調整トリマーを調整し
最大出力 2.8W から 1.5 W
最小出力 0.5W
調整完了
まだまだ、現役の IC-μ3 です。
他にも IC-μ2・・・2台が、パワー計の針がピクリと触れるだけ・・調整しましょう
ブログでアップいたします。
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